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考えるキノコ 摩訶不思議ワールド (LIXIL BOOKLET) 単行本(ソフトカバー) – 2012/10/1
キノコは植物でも動物でもなく、菌類という微生物です。地中にはその菌糸が張り巡らされ、地上に顔を出しているのは植物でいう花の部分のみ。学名があるキノコだけで世界に2~3万種もあり、科学的に解明されていないことも多いのです。その分、その魅力の虜になる人は少なくありません。菌類は物質を土に還す分解者であり、養分をもらい自然界と共生しています。実はキノコのお陰で地球上の私たちは循環できている。キノコの謎に迫ってみたら、私たちの気付かない新しい発見がもたらされるのではないでしょうか。 本書では、キノコの世界をキノコに魅入られた人々の視点で多角的に考察し、その魅力を掘り下げていきます。カラーページでは、見たこともないような不思議な色とかたちの世界のキノコを写真で紹介。フランス、イタリア、ドイツ、そして日本のキノコの、細やかなディテールを繊細なタッチと美しい色彩で表現した18世紀の図鑑類の美しさは必見です。 また、樋口源一郎監督による科学映画『きのこの世界』を再現し、不思議と驚きに満ちた菌の働きと、謎の多い生態を解き明かす試みを展開します。キノコ研究に心血を注いだ国内外の人々の軌跡や、現在に至るキノコ研究のありようからは、変幻自在に変化するキノコの姿が浮かび上がってきます。 さらには文学・音楽・映画などに表現されたキノコを巡り、イメージの系譜としてのキノコワールドの魅力を読解。人間界にも通じる哲学や世界観など、様々な表情と可能性を秘めたキノコの面妖性や多様性に迫ります。
- 本の長さ72ページ
- 言語日本語
- 出版社LIXIL出版
- 発売日2012/10/1
- ISBN-104864807019
- ISBN-13978-4864807012
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商品の説明
著者について
大舘一夫 Ohdate Kazuo (『キノコ入門』講座スタッフ)
1940年東京都生まれ。1968年ICU大学院修士課程修了。元都立高校教諭、私立大学講師。
「緑と水」の市民カレッジ・他市民講座講師。日本菌学会・自然と共に生きる会・埼玉きのこ研究会(副会長)・菌類懇話会等会員。著書に『都会のキノコ』、共著・監修に『都会のキノコ図鑑』(いずれも八坂書房)。
佐久間大輔 Sakuma Daisuke (大阪市立自然史博物館学芸員)
1967年神奈川県生まれ。1990年慶応義塾大学理工学部化学科卒業後、京都大学大学院理学研究科で外生菌根菌を中心とした植物と菌類の共生関係を研究。また、里山について民俗学と生態学の両面から迫る研究も試みている。著書に『里山の自然』(分担執筆、保育社)、『標本のつくり方―自然を記録に残そう(大阪市立自然史博物館叢書2)』(分担執筆、東海大学出版)、『菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性(国立科学博物館叢書9)』(分担執筆、東海大学出版)など。訳書にクライブ・ポンティング著『緑の世界史』(共訳、朝日新聞社)など。
吹春俊光 Fukiharu Toshimitsu (千葉県立中央博物館上席研究員)
1959年福岡県生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒業。農学博士。専門はきのこ博物学。動物の糞尿や死体の分解跡に特異的に発生するアンモニア菌に興味を持っている。現在は千葉県立中央博物館分館・海の博物館勤務。著書に『見つけて楽しむきのこのワンダーランド』(共著、山と渓谷社)、『自然の愉しみ方、秋』(分担執筆、山と渓谷社)、『小学館の図鑑 NEO 植物』(分担執筆、小学館)、『きのこ図鑑』(分担執筆、家の光協会)などがある。
飯沢耕太郎 Iizawa Kotaro (写真評論家、きのこ文学研究家)
1954年宮城県生まれ。1977年日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年筑波大学大学院芸術学科研究科博士課程修了。1990~94年、季刊写真誌『deja-vu』を編集長として発行。現在、日本を代表する写真評論家として幅広く活躍中。3000枚以上のコレクションを持つ有数のキノコ切手コレクターでもある。著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書)、『東京写真』(INAX出版)、『歩くキノコ』(水声社)、『写真を愉しむ』(岩波新書)、『戦後写真史ノート』(岩波現代文庫)、『世界のキノコ切手』(プチグラパブリッシング)ほか多数。
1940年東京都生まれ。1968年ICU大学院修士課程修了。元都立高校教諭、私立大学講師。
「緑と水」の市民カレッジ・他市民講座講師。日本菌学会・自然と共に生きる会・埼玉きのこ研究会(副会長)・菌類懇話会等会員。著書に『都会のキノコ』、共著・監修に『都会のキノコ図鑑』(いずれも八坂書房)。
佐久間大輔 Sakuma Daisuke (大阪市立自然史博物館学芸員)
1967年神奈川県生まれ。1990年慶応義塾大学理工学部化学科卒業後、京都大学大学院理学研究科で外生菌根菌を中心とした植物と菌類の共生関係を研究。また、里山について民俗学と生態学の両面から迫る研究も試みている。著書に『里山の自然』(分担執筆、保育社)、『標本のつくり方―自然を記録に残そう(大阪市立自然史博物館叢書2)』(分担執筆、東海大学出版)、『菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性(国立科学博物館叢書9)』(分担執筆、東海大学出版)など。訳書にクライブ・ポンティング著『緑の世界史』(共訳、朝日新聞社)など。
吹春俊光 Fukiharu Toshimitsu (千葉県立中央博物館上席研究員)
1959年福岡県生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒業。農学博士。専門はきのこ博物学。動物の糞尿や死体の分解跡に特異的に発生するアンモニア菌に興味を持っている。現在は千葉県立中央博物館分館・海の博物館勤務。著書に『見つけて楽しむきのこのワンダーランド』(共著、山と渓谷社)、『自然の愉しみ方、秋』(分担執筆、山と渓谷社)、『小学館の図鑑 NEO 植物』(分担執筆、小学館)、『きのこ図鑑』(分担執筆、家の光協会)などがある。
飯沢耕太郎 Iizawa Kotaro (写真評論家、きのこ文学研究家)
1954年宮城県生まれ。1977年日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年筑波大学大学院芸術学科研究科博士課程修了。1990~94年、季刊写真誌『deja-vu』を編集長として発行。現在、日本を代表する写真評論家として幅広く活躍中。3000枚以上のコレクションを持つ有数のキノコ切手コレクターでもある。著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書)、『東京写真』(INAX出版)、『歩くキノコ』(水声社)、『写真を愉しむ』(岩波新書)、『戦後写真史ノート』(岩波現代文庫)、『世界のキノコ切手』(プチグラパブリッシング)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : LIXIL出版 (2012/10/1)
- 発売日 : 2012/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 72ページ
- ISBN-10 : 4864807019
- ISBN-13 : 978-4864807012
- Amazon 売れ筋ランキング: - 912,689位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 571位自然観察
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キノコの世界を垣間見られます!素人にも分かりやすいのに、キノコのディープさにも触れることができます!
2014年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真が多いのと、細かく描かれた部門もあって説明以上に解りやすかったです。
違う方からも興味が持てた。
違う方からも興味が持てた。
2012年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
5歳と3歳の子供たちが、なぜかきのこの大ファンで、何かいい本がないかと探しているときに出会いました。
デザインもよく、中身を読み進むうち、私もきのこワールドに・・・。
図鑑ではなく、絵本・読み物としてとても素敵な書籍でした。
デザインもよく、中身を読み進むうち、私もきのこワールドに・・・。
図鑑ではなく、絵本・読み物としてとても素敵な書籍でした。
2011年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豊富に掲載されているカラー写真が、きのこの魅力をこれでもかというくらいに伝えてくれる、目で楽しめるきのこ本。
えっ、こんなきのこあるのか!?というびっくりきのこ写真が数多く掲載されており、日常生活でスーパーなどで見かけるきのこは、約1万種あるとも言われるきのこの世界の、ほんの一部分なんだということを認識させられます。
「近・現代博物史に描かれたキノコ」の章では、ヨーロッパと日本のキノコ図鑑の歴史とでもいうべき古い資料が、これまたカラーで掲載されていて、きのこ研究の歴史に思いを馳せると共に、時代は違えど、その緻密で微細に入った観察の成果に感心させられます。
きのこに興味を持った人には、堀博美『きのこる』と合わせて、大変おススメできる一冊です。
えっ、こんなきのこあるのか!?というびっくりきのこ写真が数多く掲載されており、日常生活でスーパーなどで見かけるきのこは、約1万種あるとも言われるきのこの世界の、ほんの一部分なんだということを認識させられます。
「近・現代博物史に描かれたキノコ」の章では、ヨーロッパと日本のキノコ図鑑の歴史とでもいうべき古い資料が、これまたカラーで掲載されていて、きのこ研究の歴史に思いを馳せると共に、時代は違えど、その緻密で微細に入った観察の成果に感心させられます。
きのこに興味を持った人には、堀博美『きのこる』と合わせて、大変おススメできる一冊です。
2011年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は70数ページしかない、非常にと言ってもいいほど薄い本です。
最初の10数ページで様々な色と姿態をしたきのこの写真を掲載し、次の数ページで自然界におけるきのこの生活と役割を紹介、続いて極めて貴重かつ美麗な国内外のきのこの博物画を紹介し、きのこ研究の紹介に次いできのこイメージの系譜学のページで締めくくる。このボリュームにもかかわらず何と濃密な内容。
この本を読み進めていくと美しい、もしくは奇妙な姿を持つきのこがどのような生態を持ち、いかに土と緑を豊かに保つために重要な役割を果たしているかがよく分かります。外観も、地上には顕在化していない菌糸の広がりも、その機能も、何と変化に富んで深く大きいんでしょう。それらのきのこが古今東西の学者や芸術家を深く魅了してきた事実にも納得です。
ページと文字の色の組み合わせがトピックごとに変わったり、途中のあるページにささやかな世界のきのこ切手集が挟まれていたりと、小技の効いた装丁も非常に秀逸。きのこの魅力に取りつかれた人々が、その対象となるきのこと、同じくその魅力に取りつかれた人々を紹介した素敵な本
最初の10数ページで様々な色と姿態をしたきのこの写真を掲載し、次の数ページで自然界におけるきのこの生活と役割を紹介、続いて極めて貴重かつ美麗な国内外のきのこの博物画を紹介し、きのこ研究の紹介に次いできのこイメージの系譜学のページで締めくくる。このボリュームにもかかわらず何と濃密な内容。
この本を読み進めていくと美しい、もしくは奇妙な姿を持つきのこがどのような生態を持ち、いかに土と緑を豊かに保つために重要な役割を果たしているかがよく分かります。外観も、地上には顕在化していない菌糸の広がりも、その機能も、何と変化に富んで深く大きいんでしょう。それらのきのこが古今東西の学者や芸術家を深く魅了してきた事実にも納得です。
ページと文字の色の組み合わせがトピックごとに変わったり、途中のあるページにささやかな世界のきのこ切手集が挟まれていたりと、小技の効いた装丁も非常に秀逸。きのこの魅力に取りつかれた人々が、その対象となるきのこと、同じくその魅力に取りつかれた人々を紹介した素敵な本
2013年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キノコ最高!もんだどんだい!! とり上げ方のスタイルやセンスがいいねっ!ていいたくなる。
2010年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は非常に楽しい物でした。珍しいキノコの写真と説明は興味深いものでしたが、欲を言えばもうすこし写真のボリュームが欲しかったような・・・。
値段的には仕方ないかもしれませんが。
値段的には仕方ないかもしれませんが。
2009年1月31日に日本でレビュー済み
本書は、キノコを深く愛する愛好家らが
INAXギャラリーで開催された『考えるキノコ展』と併せて出版したもの。
キノコの生態や、珍しいキノコの写真
日本やヨーロッパの博物学者が描いたキノコの図柄、
さらにはキノコの研究者まで?!!
そうしたキノコにまつわる全てを、ギュ〜〜ッと圧縮した本です
どのページをめくっても楽しい本ですが
なかでも、フルカラーで紹介されるキノコは、
1つ1つがとても変わっていて、
一日見ていても飽きないようなものばかり。
また、シェイクスピアやジョン・ケージまで引っ張り出してきて
キノコのすばらしさを語る文章はとても興味深く読みました
しかし、本書の一番のおススメポイント!!は
なんといっても、
作っている人たちの楽しそうな雰囲気が伝わる点
巻末に、大正時代のマツタケ狩りの様子を写した写真が掲載されているのですが
どの顔もとっても幸せそうで
思わず笑みがこぼれてしまいます。
そして、きっと本書の著者たちもこんな幸せそうな顔をしながら
キノコについて熱く語っているんだろうなと思うと
それだけで、この本に出合えたことが嬉しくなります
本当にすばらしい本です
ぜひ、身近においてお楽しみください☆☆
INAXギャラリーで開催された『考えるキノコ展』と併せて出版したもの。
キノコの生態や、珍しいキノコの写真
日本やヨーロッパの博物学者が描いたキノコの図柄、
さらにはキノコの研究者まで?!!
そうしたキノコにまつわる全てを、ギュ〜〜ッと圧縮した本です
どのページをめくっても楽しい本ですが
なかでも、フルカラーで紹介されるキノコは、
1つ1つがとても変わっていて、
一日見ていても飽きないようなものばかり。
また、シェイクスピアやジョン・ケージまで引っ張り出してきて
キノコのすばらしさを語る文章はとても興味深く読みました
しかし、本書の一番のおススメポイント!!は
なんといっても、
作っている人たちの楽しそうな雰囲気が伝わる点
巻末に、大正時代のマツタケ狩りの様子を写した写真が掲載されているのですが
どの顔もとっても幸せそうで
思わず笑みがこぼれてしまいます。
そして、きっと本書の著者たちもこんな幸せそうな顔をしながら
キノコについて熱く語っているんだろうなと思うと
それだけで、この本に出合えたことが嬉しくなります
本当にすばらしい本です
ぜひ、身近においてお楽しみください☆☆