桃の節句をより華やかに！春の訪れを感じるひな祭りの花15選

美しいピンク色の桃はひな祭りの定番の花。
3月下旬ごろ～4月上旬に見ごろを迎えます。
桃は弥生時代に中国より伝わった植物です。
桃の花は桜に似た花を咲かせ庭木としても人気があります。
「源平桃」と言う種類は赤と白の絞り花が咲き乱れ一本の木に紅白の花をつけますよ。
そして、お花屋さんで見るような切り花は「矢口」という種類。
早咲きのピンク色の桃で淡い色が楽しめます。
ひな人形の横に飾る家庭も多いでしょう。
桃の花には魔除けと厄除けの力があるといわれています。
子供の健やかな成長を願って飾られていますよ。

春の訪れを知らせる桜の花。
この花もひな祭りに多く使われます。
桜と言えばソメイヨシノが思い出されますが、園芸用に品種改良された桜は300品種以上もあるとか。
雛壇の木花にも桜があり、右側に飾り左近の桜と呼ばれています。
これは宮中の警固など行う近衛府である左近衛が桜の木の付近い配置されていたことだそう。
桜は雛飾りに欠かせない花になっています。
また、桜には魔よけと邪気払いをしてくれると言われており願いを込めて飾ることが多いです。

ひな壇に欠かせないもう一つの花は橘です。
この花も右近の橘と呼ばれ近衛府である右近衛が木花の近くに配陣されていたことで今に伝わります。
橘の花には不老長寿の力があり、縁起の良い木として親しまれていました。
昔は庭に自生した木で見かけることが多くありました。