暑中見舞いハガキの書き方とお中元におすすめの夏ギフト52選

暑中見舞いは猛暑の頃、普段なかなか会えない方やお世話になった方へ書くあいさつ状です。
健康を気遣い暑さに負けず元気に過ごしてほしいとの願いを届けます。
自分の近状報告も兼ねてかわす意味合いもあり、江戸時代に始まりました。
昔はお盆に里帰りをする際、品物を持参して祖先の霊に捧げていたことが由来だと言われています。
江戸時代になるとお世話になっている人へ贈答品を持参することが一般的となりました。
遠方で訪問できない場合は、飛脚便を使って贈り物やあいさつ状を届ることも。
そして、明治6年に郵便制度の発達とともに贈答の習慣が簡略化されあいさつ状のみの習慣へと変わります。
大正時代になると現在の暑中見舞いという形になりました。

暑中見舞いは二十四節気の「小暑（7月7日ごろ）」～「立秋の前日（8月7日ごろ）」に送ります。
立秋の前日までに届かないようなら残暑見舞いとして送りましょう。
郵便局では毎年”かもめ～る”と言うくじ付きの暑中見舞い用のはがきを販売していましたが、今年は発売しません。
代わりに”絵入りはがき”と言う夏らしいイラストの入ったはがきが発売されます。
切手は”ジンベイザメ”が泳ぐ姿が描かれていますよ。
そして、宛名面には二次元コードが印刷されており、スマホで読み取ると専用のコンテンツが再生されます。
受け取った方が楽しめるように工夫されていますよ。
ぜひ活用して暑中見舞いを送ってください。

暑中見舞いのあいさつ状は「お見舞いのあいさつ」「主文」「結びのあいさつ」「日付」の4つのブロックで構成されています。
お見舞いの挨拶は「暑中お見舞い申し上げます」や「暑中お伺い申し上げます」と本文よりやや大きめの文字で書きましょう。
次いで時候のあいさつで始まる主文を書きます。
主文には相手の健康を気遣う言葉や自分の近状報告を入れると良いでしょう。
最後に相手の無事を祈る内容の結びのあいさつで締めくくります。
日付は年数の下に「盛夏」と書きましょう。

昔は品物を贈ることが「お中元」であいさつ状を送ることが「暑中見舞い」とされてきました。
しかし最近では、お中元は「日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝え、相手の健康を気遣う贈り物」とされています。
暑中見舞いは「猛暑期に相手の健康を気遣う贈り物」と考えられていますよ。

暑中見舞いギフトを贈るのは「7月7日ごろ～立秋まで」とされています。
ちょうど関西地方のお中元と同じころですね。
一般的に土用の丑と言われる「立秋の前の18日間、7月20日ごろ～8月6日ごろ」までに贈るケースが多いでしょう。
遅くても8月末まで送るのがマナーです。