恋愛

人は何故嫉妬するの?嫉妬心との上手な向き合い方は?対処法は?【恋愛編】

誰でも一度は好きな相手に対して嫉妬心を抱いたことがありますよね。好きな人に自分だけを見ていて欲しい、自分だけにその愛を向けていて欲しい。それはとても自然な感情です。しかしその嫉妬心もこじらせると大変な事態に。今回は恋愛で嫉妬心を抱いてしまう原因やきっかけを探り、その対処方法をまとめてみました。

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なぜ人は嫉妬心を抱いてしまうの?

なぜ人は嫉妬心を抱いてしまうの?

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「嫉妬心」とは愛する人を失う恐れ、自分の価値を失う恐れから湧き上がる、ごく自然な感情です。
不安、恐れ、妬みなどのネガティブな感情が渦巻き、「嫉妬」という言葉自体が、とてもマイナスなイメージを持っています。

そのため、そのマイナスな感情を払拭させようと、人はあらゆる思考を働かして、嫉妬心と上手に向き合おうとする、あるいは感情を抑えてみて見ぬふりをしていきます。

どんな時に人は嫉妬する?

どんな時に人は嫉妬する?

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・好きな人が他の異性と親しくしている姿を見た時

・恋人が他の異性とふたりで食事に行ったり、出かけたりする時

・他の異性に好意的な発言をした時(可愛い・イケメンなど)

・自分より優秀な仕事の同期に対して

・社会的地位をうらやむ(財産・夫の職業・キャリア・家など)

人が嫉妬をする時は恋愛に絡む嫉妬、自分と他者を比較して起こる嫉妬、この2パターンがあります。
恋愛絡みの嫉妬は、愛する人を他の誰にも取られたくない、失いたくない、という「独占欲」も合わさって起こります。

それ以外の嫉妬は、自分の価値を自分自身で認められず、自分と比較して敵わないと思う相手に対し、妬ましさや羨ましさ、どうにもならない気持ちが合わさって、嫉妬心が生まれます。
嫉妬心が決して悪いわけではありません。
恋愛においてはちょっとした良いスパイスになることもありますし、それ以外では自分を高めようと、努力に繋げることもできます。
しかし、度が過ぎた嫉妬心は、ストーカーや悪質行為など、犯罪にも繋がりかねない行動を時にしてしまいます。

男性のヤキモチは決して格好悪いものではない

男性のヤキモチは決して格好悪いものではない

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嫉妬なんて格好悪い、心が狭いと思われてしまう。
そんな風に思う男性も少なくないのではないでしょうか。
男性も女性と同じようにヤキモチを焼くのは普通です。
「他の男とは話すな」「他の男に近づくな」というような、彼女を束縛する事はいけませんが、気持ちを抑え込んでストレスを溜めることもよろしくありません。

男友達とご飯に行く彼女に対して「行っても良いけど浮気したらゆるさんぞ」「あんまり頻繁にふたりで会うと俺焼くから減らして」と冗談交じりで言えば、彼女の方も可愛いなと思うことでしょう。
あなたが気持ちに素直になれば「大丈夫だよ、私には○○だけだから」「ヤキモチ焼いちゃって~」なんて答えてくれますよ。

亭主関白が当たり前だった昔の日本では、男性が奥さんや女性に対して嫉妬をする事は「器の小さい男」という風潮があり、それを表に出す事は恥とされてきたため、その名残が今もあるのかもしれませんね。
男性が好きな人に対して嫉妬するのは当たり前です。
女性は案外それを優しく受け止めてくれます。
ただし、度が過ぎる嫉妬はダメ。

愛が深ければ深いほど嫉妬心も強くなる

愛が深ければ深いほど嫉妬心も強くなる

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嫉妬心を感じることは決して悪い事ではありません。
逆に嫉妬心を全く感じないという事は、その相手に対してあまり愛情が無いとも言えます。
それほど「嫉妬」は人間なら誰しもが持つ普通の感情です。

しかし、前述したように度が過ぎる嫉妬心は、相手も自分も苦しめることに。
「可愛さ余って憎さ百倍」や「愛憎」という言葉をよく耳にしますが、愛が深ければ深いほど、その愛に応えてくれなかった時や、裏切られた時の反動は大きいものです。
他の異性と仲良くしている、浮気された。
こうした事でも嫉妬心が大きく膨れ上がり、自分でも信じられないような、とんでも無い事を仕出かしてしまうことも。

ちょっと可愛いヤキモチくらいなら見過ごせますが、それこそ事件に発展するような嫉妬心は危険です。
まずは自分の持つ嫉妬心が、自分で抑えの効く正常な心かそうでないのかを見つめてみましょう。
自分ではわからない場合は、友人に聞いてもらうという方法も。

恋愛における嫉妬心の対処方法4つ

#1 執着を捨てると強い嫉妬心から解放される

「どうして自分じゃなくてあの子・アイツなの?」「自分だけを好きで居て欲しいのに」「他の異性に奪われると思うと腹が立つ」そのような恋愛における嫉妬は全て、好きな人や恋人に対して「執着」があるから。
その執着が心をガチガチにして、柔軟な思考や前向きな考えを遮っています。

執着を捨てることは難しいです。
それは先ほども話したように、その愛が深ければ深いほど執着はつきまとうもの。
そこで発想の転換をしましょう。
嫉妬心を感じた時にはまず「こんなにあの人の事を自分は想っているのだ」と認識し、その上で「でも執着しても、全ての幸せをこの人に与えてもらえるわけではない、幸せは自分で見つけよう」。
そう思う事でパートナーを失う恐怖や、好きな人に振り向いてもらえない苛立ちを抑える事ができます。

#2 考える暇を与えず忙しく過ごす

悩みは暇なときに湧き上がるもの。
忙しい時にはあれこれ考えている余裕はありません。
嫉妬で狂いそうな時は、他の事に意識を向けることが大切です。
仕事に打ち込む、習い事や趣味に打ち込む、身体を動かす、海や山など景色の良いところに行って解放感を味わう、手先を使う事をしてみるなど。
悩みなんてどこかへいってしまうくらい、何かに集中しましょう。

筆者の場合は、嫉妬でモヤモヤしている時は、必死でランニングに打ち込んでいました。
身体を程よく疲れさせると、よく眠れますし、スッキリして悩みがどうでも良いことに思えてきますよ。

#3 時間が経てば自然に収まる

人の感情はそう長く続くものではなく、一貫性のものが多いです。
時間と共にその時湧き上がった感情は落ち着きていきます、時間が経つのを必死で待ち、その場をやり過ごしましょう。
嫉妬心を無理に封じ込めるのではなく、嫉妬した自分を受け入れて、ひとまずその感情を置いてみるのです。

#4 やせ我慢は禁物!恋人に伝えることも大切

女性でも男性でも嫉妬を良くは思っていないため、その感情を押し殺して相手に良く思われようとしてしまいがちです。
「ヤキモチを焼くなんて格好悪い、ダサい」「嫌われたらどうしよう」「嫉妬するなんてうっとうしいかな?」そんな気持ちがよぎり、本当は他の異性と出かけたり、親しくしたりして欲しくないのに、つい笑顔でそれを容認してしまう。
そんな経験ありませんか?

しかし、何も伝えずにいると相手は「これくらいなら大丈夫なんだ」と思ってしまいますよ。
「私は平気、俺は大丈夫だ」と自分に言い聞かせて、心に嘘をついていると、いつか感情の糸がプツっと切れてしまうかも。
強がらずに恋人に気持ちを伝えるのも、より良い関係を築くために必要なことです。
しかし、これが言えるのは付き合っているカップルだけ。
片想いではそれが言えなくて、心の行き場がありませんが、その場合は「執着」を捨てる方法で乗り越えましょう。

それでも嫉妬心が収まらない!病気の可能性を疑ってみる

それでも嫉妬心が収まらない!病気の可能性を疑ってみる

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何をどうしてもこの嫉妬心が収まらない!嫉妬に狂いすぎて夜も眠れない、食事も取れない。
そんな日常生活もまともに送れない状態にまで陥ってしまう時は、病気の可能性があると疑ってみた方が良いかもしれません。
幼少期のトラウマや昔の深い心の傷のせいで、人よりも嫉妬心が強く現れてしまうことがあります。

小さな嫉妬からはじまり、徐々に感情がエスカレートしていって「アイツは絶対に浮気している、車や部屋に盗聴器を仕掛けよう」「あの人は別れるつもりなんだ、きっとそうに違いない」そう断定的に思い込んでしまう場合は要注意です。
専門の精神科に一度診てもらいましょう。
心の病は怖いです。
自分でも自分の心がわからなくなり、突発的な行動に移して後悔することも。
病院に行くのはとても勇気がいる事だとは思いますが、こじらせて大変なことになる前に、医療の力を借りて乗り越えていきましょう。

伝え方を工夫して嫉妬心を可愛いヤキモチに転換

伝え方を工夫して嫉妬心を可愛いヤキモチに転換

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嫉妬とヤキモチを焼くというのは似て非なるもので、ヤキモチは「可愛いな」で終わりますが、嫉妬は時に自分の醜さをさらしてしてしまう事にも繋がりかねません。
ここは注意して可愛いヤキモチに留めておきましょうね。

・自分が彼・彼女の事を一番大好きということを可愛くアピール

・街を歩いている時に他の女性に気を取られていたら、腕をギュッと掴む

・他の異性の事を褒めすぎな時は、彼(彼女)の顔をクイっとこっちへ向かせて、ちょっと怒り顔

・しゅんと寂しそうな顔をみせる

・本当は焼いているのに、焼いていないと可愛く意地を張ってみる

こんな感じで相手に伝えれば「そんなに俺(私)の事を好きなんだ」と愛おしく思ってくれることでしょう。
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