振られたら…あっさり引いた方が互いにとってプラス

恋人から一方的に振られると、「どうして、振られるの？」「なぜ別れなければいけないの？」と不満を持つ人も多いでしょう。
愛情が残っていれば尚更、「別れたくない」と思うのではないでしょうか。

しかし、恋愛は片方の気持ちがなくなれば、成り立たなくなってしまいます。
どんなに「別れたくない」「別れない」と告げたとしても、片方の気持ちがなくなれば、気持ちは通わず、恋人という関係は成立しません。
「悔しい」「悲しい」と思う気持ちは分かりますが、振られた時にはあっさりとその気持ちを受けとめることも必要。

あっさりとあなたが「分かった」と気持ちを受け止めれば、相手は「ずいぶんと簡単に納得してくれたな」と肩透かしを食うでしょう。
そして、「この別れは間違いだったのかも？」という思いを駆り立てさせるかもしれません。

恋人から別れ話をされれば、誰だって「どうして？」と悲しい気持ちになるでしょう。
まだ好きという気持ちがあれば、当然「別れたくない」と思うものです。

しかし、相手が「もう別れたい」と言っているにも関わらず、「絶対に別れない」とすがるようなことをすれば、相手は今以上にあなたへの思いが冷めてしまいます。
そして、今まで大切にしていた良い思いですら、「もう、思い出したくもない」と思わせてしまうでしょう。

愛情が残っているからこそ、「別れたくない」と思うのは当然ですが、すがったからといって気持ちが戻ってくるわけでもなければ、元の関係に戻れる訳ではありません。
ならば、二人の思い出が良い思い出として残るように、最後はあっさりと終わらせた方が互いに気持ちが良いでしょう。

恋人に振られた人の中には、「いつまでも、恋人が忘れられない」と言う人もいます。
理想通りの相手、タイプの相手だった場合には、「本当は別れたくなかった」という思いがあるため、いつまでも忘れられずにいるでしょう。

だからといって、別れ際に別れたくないとすがったり、「どうして？」と問い詰める様なことをしてしまえば、二人の関係は悪くなり、あなたにとっては忘れられない存在となってしまいます。

「気持ちを伝えたのに、分かってもらえなかった」と思っていると、いつまで経っても元恋人に執着してしまうことになるでしょう。
そうならないためには、最後はあっさりと別れた方が、後も引かないはずです。

誰かと喧嘩したり、もめた時、多くの人は後々もイライラや怒りを持ち続けることになるでしょう。
嫌な思いをした時は、後々まで引きずってしまうものです。

ということは、恋人に振られた時にも事を大きくせずに、あっさりと気持ちを受け止めた方があなた自身割り切ることが出来るということ。
「どうして振られたのだろう？」「何が原因なの？」と相手を問い詰め、言い合いになるようなことになれば、後々までその怒りが残ってしまうことになります。
そうなれば、あなた自身いつまでも気持ちがすっきりしないでしょう。

振られるのは悲しいことですし、辛い経験ではありますが、何が原因であれ相手の気持ちがなくなったということですから、このまま交際していても「いつか、振られるんだ」と思うことが出来れば、早いうちに別れ、前に進めた方があなたにとってもプラスになるはずです。

恋人と別れた後、「せめて、友達として仲良くしていきたい」と思う人もいるでしょう。
愛情があればあるほど、「完全に関係が切れてしまうのは、寂しい」と思うのではないでしょうか。

そう思うのであれば、別れ際はあっさりと終わらせることが必要。
最後に相手を困らせるようなことをしてしまえば、別れた後相手はあなたを避けるようになるでしょう。
そうなりたくないのであれば、「別れたい」と言われたら、相手の気持ちを素直に受け止めることも必要です。

友だちに戻れば、二人の関係が切れることはありませんが、その分相手の恋愛話なども知ることになります。
そのため、友だちに戻りたいと思っている人は、これらも「受け止める」と言う覚悟が必要です。

恋人と別れた人の中には、「二人共通の友達がいる」と言う人もいるでしょう。
学生時代の仲間がいる人もいれば、職場や仕事仲間がいる人もいます。

振られた人の中には、「振られたことに納得出来ない」と思っている人もいますが、ここで相手を責めたり、未練ある態度を取ってしまうと、周りの人にも気を使わせることになるでしょう。
相手がいる場には、「誘わない方が良いかな」と気を使わせるでしょうし、一緒にいる場では「席は離した方が良いかな」と思わせてしまいます。

そうさせないためには、振られてもあっさりと割り切った対応が必要。
割り切った接し方をしていることで、周りも変な気を使わずに接してくれるでしょう。

恋人に振られた人の中には、「もう、恋人は出来ないかも」「もう、恋愛はしたくない」と思っている人もいるでしょう。

振られた後、「大丈夫」と強い態度をしている人も多いと思いますが、そんなあなたに興味を持っている異性がいるかもしれません。
その異性は、恋人と別れたことを知り、「これはチャンス」と思っているのではないでしょうか。

しかし、あなたが別れ際に「別れたくない」とすがっていることを知れば、「そんな人だったんだ…」とがっかりし、気持ちが冷めてしまうかもしれません。

失恋直後というのは、色々なチャンスが訪れるタイミングでもありますから、そのタイミングを逃さないためにも、別れ際はあっさりが次の恋愛に進めるコツかもしれません。

恋人と嫌な別れ方をすると、どこかで再会した時「顔も見たくない」「話すことなんてない」と思うでしょう。
別れの原因は様々ですが、最後に揉めた場合には、互いにとって「二度と会いたくない相手」となってしまうものです。

しかし、互いに惹かれ、交際した相手ですから「二度と会いたくない」と思ったり、思われてしまうというのは寂しいもの。
相手に愛情があったこと、楽しい時間を過ごしたことは事実ですから、これをムダにしないためにも、別れ際はあっさりの方が再会も楽しめるはず。

終わってしまった恋愛は、もう取り戻すことは出来ませんが、数年後、数十年後に「元気だった？」「あの頃は、こんなことがあったよね」と思い出話が出来た方が良いでしょう。
そうするためには、振られた時に揉めずにあっさりと終わらせた方が、楽しい再会にすることが出来るはずです。

恋人に一方的に振られてしまった人の中には、「復縁をしたい」と願っている人もいるでしょう。
一方的に振られたということは、あなたはまだ相手に気持ちが残っているということですから、復縁したいと思うのは当然です。

しかし、復縁というのはそう簡単なものではありません。
何らかの理由で、二人の関係は一旦終わってしまったわけですから、それをお付き合い当初の気持ちに戻すというのは、難しいものです。

しかし、「復縁したい」と思うのであれば、振られた時にすがらずに相手の気持ちを受け入れることが必要。
「別れたくない」という気持ちは胸に秘め、あっさりと受け入れることで、あなたとの関係や思い出をマイナスせずに済みます。

そうなれば、あなたの印象は交際していた頃のままですから、相手も新たな恋愛経験をすることで、「やっぱり、あの人が一番自分には合っていた」と気づき、「復縁したい」「やり直したい」と連絡が来るかもしれません。

長い間交際している恋人から、「別れたい」と言われたら、誰だって傷つき、落ち込むものです。
「交際はうまくいっていたのでは？」と感じている人もいるでしょう。

恋人から振られた人の中には、こういった「どうしても、納得出来ない」という思いが、愛情から憎しみに変わってしまう人もいます。
憎しみに変わってしまえば、「相手だけ、幸せになるなんて許せない」「自分を振っておいて…」という思いが芽生え、新しい恋愛の邪魔をしたり、嫌がらせをする人もいるでしょう。

確かに、理不尽なことをされたり、身勝手なことをされれば、「許せない」と思うのは当然です。
しかし、そんな相手にパワーを使う意味があるでしょうか。

嫌なことをされた、傷つけられたと思うのであれば、「こんな人は、こっちから切ってやる」と思うことが出来れば、憎しみという思いを抱くこともなくなるはずです。
そうすれば、自分も楽になることが出来、新しい恋愛へと目を向けることが出来るようになるでしょう。

振られるというのは、誰にとっても辛いことです。
交際期間が長かったり、信頼している相手であればあるほど、「どうして、振られたのだろう？」と納得出来ないでしょう。

しかし、相手を説得しようと試みたり、すがったりするのは、あなたにとって辛い時間になってしまいますし、後々ムダな時間となってしまいます。
振られた時には、あっさりと受け止めた方が、あなた自身前に進みやすくなります。

まだ、元恋人に未練が残っていても、別れてしまえば「次の恋愛に進もう」「新しい人を見つけよう」という気持ちにもなり、割り切れるようになるはずです。