ドラマ『逃げ恥』のセリフには名言が沢山！恋愛・結婚観・人生観が変わるかも！？

津崎さんの同僚であるモテ男・風見さんのセリフですね。
このセリフは恋人とランチ中に結婚を迫られた風見さんが『結婚って何のメリットがあるんだろう今まで自分1人で決められたことが双方の同意がなければできなくなる面倒が増えるだけじゃないかな』という前置きをした上で言ったものでまさに世の中の男性の本音じゃないでしょうか。

女性は結婚に夢や憧れを持っていますが男性にとっては結婚＝責任であり、いくら一緒に好きな人とこれからもいられるとはいっても自ら進んで責任を増やしたいなんて考える人はいませんよね。
そう考えると世の中の男性が結婚したいと思う時期が女性とズレがあるのも納得です。

みくりの叔母でアラフィフ独身・バリバリのキャリアウーマンな百合ちゃんのセリフ。
これには「未婚よりバツイチの方が生きやすかったって思うんだよねー」というセリフが続くのですが、一生懸命仕事に励みキャリアを積んできた百合ちゃんが『女性は結婚するもの』『キャリアは男性でしょ？』という固定概念や周囲の偏見にどれだけ苦労してきたかが伺える一言になっていますよね。

日本人の中には差別とまでは言わないものの潜在的に男女の役割分担意識が根付いている為に、女性の結婚や社会進出に関しては本人の自由なのに「女性＝家庭を守る」という意識が強すぎるせいで周囲がそれを許さない風潮があります。
この意識がなくならない限り女性が結婚と仕事を天秤にかけずに済むということは難しいのかもしれませんね。

みくりの友人バツイチ子持ちのやっさんのセリフでこれは私がいま仕事を辞めて専業主婦になったからこそ心に響いた言葉。
確かに仕事をしていた頃は仕事に一生懸命になればなるほどその成果に対して見合った報酬や結果がついてきて周囲からも認めてもらえますよね？でも専業主婦はその目に見える結果やゴールがないんです。
ましてや普通の結婚生活にお給料なんてものも出ないし家事や子育てをしても当たり前と思われるのが一般的で…そんな時、周囲の友人が働いてキャリアを積んでいるのをみると余計に「私には何があるんだろう」なんて考えてしまうことも。

こう言ってしまうと酷く当て付けがましいと思われるかもしれませんが、自分のキャリアを棒に振って専業主婦・子育てに徹してくれている奥さんに対して世の中の男性はもっと感謝してもいいと思います。
「外で働いてきてるのに…」という意見があるかもしれませんがそれはあなたじゃなくても奥さんだって出来ますよね？むしろ適材適所でやっていると考えればもっとお互い様と思えるかもしれませんね。

百合ちゃんの部下であるナツキくんが飲み会で百合ちゃんに向けて言ったセリフで、この後に「かっこ悪くてもいけばいいじゃないですか！」「土屋さん、男にすっげぇ惚れて、本気で必死に追いかけたことありますか？」と続きます。
これ普通のこと言ってるように聞こえるんですけど、人を好きになるとその人とのこれからの関係性やダメだった時のことをあれこれ考えちゃってなかなか行動出来ないタイプの私には凄く刺さりました。
言い訳したり動く前に考えてる時点で気持ちも負けちゃってるし結局は自分が傷つくのが怖いだけなんですよね。

津崎さんの同僚で愛妻家子持ちパパ日野さんのセリフ。
一見これだけをみると愛妻家っていうよりは尻に敷かれてるだけなんじゃないの？と思われがちですが、このことについて日野さんは『お互いが力を誇示して覇権の奪い合いになっちゃったらどっちかが倒れるまでやりあうことになるから』としっかり引き際を知って結婚生活が上手くいく秘訣として実行しているんですね。

旦那さんだけがこうあるのではなくて奥さんも一緒にこういう考え方になれればたとえ喧嘩はしてもストレスなく夫婦円満になれるのかもしれませんね！

津崎さんの同僚で実はゲイだという沼田さんが百合ちゃんとバーで飲みながら仕事に対する考え方の話をしている時のセリフで「残りの半分は？」と百合ちゃんに聞かれて「帰りたい。」と答えたことで社会人の人たちから共感を得た名言ですね。
他にも「でも仕事だけが人生じゃない。
ほどほどの仕事でも食ってけりゃそれでいいじゃない。」は目的を見失って仕事を頑張るということだけに必死になり過ぎている人たちの肩の荷を下ろすセリフになったのではないでしょうか。

ワークライフバランスという言葉がいま話題になっていますよね？頑張ることも大事だけど息抜きや休憩・それ以外の大切なことに割く時間も大切だということに気付かせてくれますね。

これは沼田さん行きつけのバーのマスターのセリフで少し長いですが「自分が相手にかけた愛情と同等の愛情が返ってこないと人は不安になる愛情がもらえなくても同等の見返りがあれば納得できることもあるお金だとか、生活の安定だとか。
でもね、想いが強いほど次第に耐えられなくなるんだ。
俺ばっかりが…私ばっかりが…積もりに積もって関係は終わりを迎える」と、こんな言葉が続きます。

どんなに好きでどんなに相手を愛していても人だから無償の愛は難しくて、やっぱり打てば響くそんな関係でい続けたいんですよね。
特に女性は言葉や行動で愛情を表現してくれることを求めるし男性は言わなくても伝わっていると思い込んでしまうことで考えがすれ違っていくなんだか少し寂しくなる名言です。

これはみくりが津崎さんのことを意識し始め色々な欲や悩みが出てきてやっさんに相談した時のセリフですね。
それに対してやっさんは「そんなビジネスライクに徹せられれば離婚することはなかった」とバッサリ切り捨てます。
これって正に夫婦喧嘩の根源で「相手が好きだから」もめるんですよね。
私も大喧嘩した時、好きじゃなかったらこんなに悩まなくて済むのかなーなんて思ったことがありました。
でも逆に好きじゃない人と結婚して大喧嘩になったら私は相手のことを許せるというか受け入れられるのかと考えると好きだから相手を許せるし受け入れられるってことだよなって思っちゃたりして結局どっちもどっちでした。

ただ、人によっては恋愛というよりフィーリングが合ったから結婚したなんてこともあるでしょうしこの考え方は見方によってはありなんですよね。

みくりのお母さんのセリフ話題になりましたよね！お母さんが足を骨折してお父さんに家事を仕込んでいた本当の理由が問題はなかったけど健康診断で引っかかた項目があって自分に何かあった時を想像して心配になったからという話を聞いたみくりが愛してるねーなんて茶化したりしていましたが、それに対して同じく茶化して返すわけでもなくごまかすわけでもなく「愛してるわよ、お互いに努力して。
無償の愛なんて注げないわよ他人なんだし運命の相手ってよく言うけど私はそんなのいないと思うのよ。
運命の相手に”する”の。
意思がなきゃ続かないのは仕事も家庭も同じじゃないかな」と答えたお母さんは本当に素敵だと思いました。

長年の結婚生活を経験したからこそ言えることでもあるんでしょうが、結婚ってゴールではなくてあくまでスタートになんですよね。
時間が経つにつれて当たり前になってしまうけれどそれを当たり前と思うのではなく相手がいてくれるからこそ今の生活があるということに気付かなきゃいけないですね。