私が好きになってしまったダメ男達

友達の紹介で知り合った相手の男性は、容姿は普通でしたが、背が高くて優しい笑顔がステキな人でした。
何度か会う内に、すっかり好きになってしまって、私からアプローチしてお付き合いすることになりました。

彼は穏やかな性格で、ほとんど喧嘩をすることもなく、幸せな時間が過ぎていきました。
「結婚するならこの人かも」と私が意識しはじめたその頃、彼氏の本当の姿を知ってしまったのです。

それは彼氏と車に乗っている時でした。
彼氏に彼氏の妹から電話がかかってきて、「母の日のプレゼントどうする？」というような会話をしていました。
すると、彼氏の口から衝撃の一言が！

彼氏「ママに何がほしいか聞いといてよ」

私「･･･ママ？」

一瞬私の聞き間違いかと思いました。
（聞き間違いならよかったのに！）

すぐに彼氏に「お母さんのこと、ママって呼んでるの？」と聞きました。
すると、「小さい頃から、ウチはママなんだよ」と恥ずかしがる様子もなく言われました。
とりあえず「そうなんだ」と笑顔で言ったものの、「もしかしたらマザコンかも･･･」という不安が私の中で芽生えました。
そして、その不安は当たっていました。

初めて彼氏の実家へ行った日のことです。
お母さんが出迎えてくれたのですが、家にお邪魔すると、彼氏はずっとお母さんにべったり。
お母さんにスマホの操作を教えたり、会社や友達の話をしたり。
私のことはほったらかしで、二人で楽しそうにしていました。

そして決定的だったのが、夕食をご馳走になった後、酔っぱらった彼氏がなんと、お母さんの膝枕でくつろぎだしたんです！衝撃じゃないですか？いい大人の男が、お母さんに膝枕って･･･。

最初は、マザコンが理由で別れるのはもったいないと思っていましたが、彼氏の口から「ママ」のワードが出るたびに、あの日の膝枕がチラついてしまい、だんだんと私の気持ちが冷めてしまいました。

家族と仲が良くて、親を大切にするのは素晴らしいこと。
でも、過剰に仲が良すぎるのは考え物ですよね。

パチンコ屋でナンパされて付き合った、同じ歳の彼氏も、どうしようもないダメ男でした。

容姿は可愛い系で、身長が高くて、少し悪そうな雰囲気に惹かれて、お付き合いすることにしました。
でもすぐにダメ男だと気づいて、お付き合いしたことを後悔することに･･･。

その彼は、雀荘でバイトをしていて、毎日スロットへ行くギャンブル大好き男だったのです。

彼にはスロット仲間がいて、朝からパチンコ屋へ並び、一日中スロットに明け暮れた生活をしていました。
その為、デートもほぼパチンコ屋。
その日のスロットの勝敗で彼の機嫌が左右されるという感じでした。
実家暮らしで、高校を中退して予備校へ通っていると言っていましたが、ほとんど家へも帰らず、当然学校へも行っていませんでした。

「この人と一緒にいると、私もダメになる！」と判断して、私から連絡することもなくなり、いつしか自然消滅しました。

「将来はスロットで食べていきたい」と仲間と熱く語っていた彼。
今頃どうしているんでしょうね！

出会い系サイトで知り合った4歳年上の彼。
約3年間一緒に過ごしましたが、何度「付き合って」と告白しても、結局きちんと「付き合う」とは言ってくれませんでした。

付き合ってはいないけれど、体の関係はあって、彼の友達にも紹介され、彼のやっていた社会人バスケの試合や練習にも連れていかれました。
なので、周りの人は付き合っていると思っていたでしょうね。
まぁ俗に言う、「都合のイイ女」。

でも私はそんな彼のことが本気で好きだったので、都合のイイ女でも良かったんです。
それに心のどこかでは、「いつか彼女にしてくれるのでは」と期待している部分もありました。

そんな関係だったので、私はすっかり彼の言いなり。
誕生日やクリスマスのプレゼントには、高価なブランド品を指定され、食事はほとんど私のおごりか割り勘でした。
改めて思い返してみると、お金のなかった当時に、よくあれだけ貢げたなと･･･。
頑張った自分をほめてあげたい！

彼は、オシャレでスタイルが良く、自分の外見に自信を持っていまいた。
また口が上手く、女子の喜ばせ方を良く知っていました。
まだ20代そこそこだった私は、コロッと騙されてしまったんですね。

貢がせる男の特徴として「口が上手い」ということがあると思います。
みなさんも気を付けてくださいね！

専門学生の時の彼氏は、優柔不断で決められない人でした。
デートのプランも食事のメニューも、何を聞いても「○○の好きでいいよ」でした。
初めは「私に合わせてくれてるのかな？」と思っていましたが、徐々に優柔不断なだけだと気づきました。

彼氏が決めてくれないので、決めるのはいつも私の役目。
彼氏がしっかりしてくれないと、自然と彼女が強くなってしまうものですね。
いつしか私も、すっかり彼より強くなっていました。

お付き合いを自分でリードするのに疲れてしまって、私から別れを切り出すと「別れたくない！」と。
初めてはっきり意思表示をされたので、「他の時も、もっとはっきりしてくれればよかったのに」と話をしたのを覚えています。

私が好きになってしまったダメ男を4人ご紹介しましたが、実はまだ他にもいるんです。

私と同じように、ダメ男ばかりと付き合ってしまう人も、その経験を反省して自分を見つめ直せば、必ずダメ男から卒業することができます。
私が出来たんですから、大丈夫！

みなさんが、素敵な恋愛ができることを祈っています！