思い出に残るプレゼントはこれで決まり！成人式に花を添える贈り物50選

成人式は古くから日本にある儀礼です。
成人を祝う通過儀礼があり、男性は「元服」や「褌祝(へこいわい)」女性は「裳着（もぎ）」や「結髪」と言われていました。
元服は奈良時代に始まった成人の儀礼です。

数え年が12～16歳の男性が集まって氏神の前で髪を結い冠や烏帽子をつけて成人したことを周囲に示していました。
女性は裳と言う腰から下にまとう衣装を着ける裳着（もぎ）をまとい、紙を結い上げる髪上（かみあげ）をして歯を黒く染める鉄漿（かね）が行われています。

成人の儀式は身分に関係なく村人たちも儀式を行っていました。
村人たちは自分たちで条件を作り、条件をクリアできれば大人として認めていた歴史があります。
これらの儀式は「成年式」や「成女式」と呼ばれていました。

古くから続いたやり方は明治以降一部の地域を除いて徐々に減少していきます。
明治以降になると男性は兵役に行くことになり、これが成人の目安となりました。

戦後は兵役も無くなり1948年位国民の祝日として「成人の日」が正式に制定されます。

現在の成人の日は1月の第二月曜に制定されていますね。
成人を迎えた人は成人式に招待されお祝いの儀式を行います。
成人の日は祝日になりますが、一説によると戦後まもない頃、食糧難になった日本は人材を大切にしていました。

この頃、役人たちは国民自身の成長を促すために20歳をひとつの目安として大人の自覚を持たすために祝日にしたと言われています。

成人式に出席したからと言って突然大人の振る舞いができる訳ではありませんが、先人たちが込めた思いを知っておくだけで大人へ近づけますね。