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大人なら知っておきたい!手土産の渡すタイミングと正しいマナー【おすすめ手土産15選付き】

目上の方のおうちに呼んでいただいた時や、仕事の取引先へ訪問する時、さらには自分のために時間を作ってくれた相手への感謝の気持ちを表すものとして持参するのが手土産。手土産を持っていくことになった場合、どんな商品にするか?といったことに意識が向きがちですが、実は渡すタイミングや渡し方も重要なポイントなんです。そこで今回は、手土産の渡すタイミングや渡し方などマナーについて徹底的にご紹介していきます。

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手土産は心遣いを形にしたもの

手土産は心遣いを形にしたもの

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まずそもそも手土産を持っていくのはなぜなのでしょうか?手土産というのはただ単なるプレゼントというだけでなく、「相手との関係をより良くしたい」と思う心遣いを形にしたものですよね。
そんなあたたかな気持ちの表れである手土産を、できる限り相手にも気持ちよく受け取ってもらうためにも、大人としてのマナーをしっかり把握しておきましょう。

手土産はどのようなものを選べば良い?

まず最初に悩むのが、手土産はどのようなものを選ぶのが喜ばれるのかというところ。
「これが正解」といいきれるものはないのですが、最低限のマナーを守って選びたいですよね。
まず必ず守りたいポイントが、相手のことをしっかり考えた品物にすること。
例えば、甘いものが好きな女性であれば季節限定でしか手に入らないスペシャルなお菓子を選べば喜んでもらえますし、仕事で職場を訪問する際にはスタッフみなさんで分け合える個包装のもの、夜の会食後にお渡しする場合はご家族で楽しめるようなもの、など渡す相手やシーンを想像して選ぶと間違いがありません。

NGな例としては、まず避けたいのは相手に気を遣わせてしまうようなあまりに高価なもの。
せっかく関係をより良くしようとしているのに、余計な気を遣わせてしまいますね。
さらに、訪問先の近隣で買ったものは急ごしらえと思われますし、相手の地元のお菓子を選ぶのも驚きに欠け、配慮のない人という印象を持たれてしまうことがあります。
あとは相手の状況を見て、日持ちがしないものも注意しましょう。
賞味期限内に食べ切れないものを差し上げても、相手に負担を強いてしまう結果となってしまいます。

手土産を渡す場所とタイミングは?

それではいざ相手先に訪問した場合、手土産はいつどこで渡せば良いのでしょうか?まず、手土産を玄関先で渡すのは基本的にNG行為です。
部屋の中に入って一通り挨拶を済ませ、椅子に掛ける前か座布団に座る前にお渡ししましょう。
ビジネスシーンの場合は名刺交換やご挨拶が済んだ後お渡しするのが最適です。
もしご挨拶の後に話が続いた場合は一旦話が落ち着いたタイミングを待ち、仕事の話が始まる前に渡しましょう。

ただし、冷蔵や冷凍が必要となる氷菓や生鮮食品などをお持ちした際は、できるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫に入れていただくほうが良いため、その旨を一言添えて玄関先でお渡しするのがベスト。
その他、生花など水気のあるものも、部屋にそのまま持ち込むのではなく「よろしければお部屋に飾って下さい」などの一言を添えて玄関先でお渡しするのがスマートですね。
会食の場合には、最初に渡してしまうと手土産が食事中に相手の邪魔になってしまうこともあるため「会食が終わってお帰りになる時」に渡しましょう。
見た目が気になるようなら、お店に預かっておいてもらう方法もありますので店員さんに尋ねてみてくださいね。

手土産の渡し方のマナーは?

手土産を渡すときは、必ずその場にいる一番目上の人から、相手方の目上の方にお渡しするようにしましょう。
例えばビジネスシーンで上司と同席している場合は、上司の顔を立てて手土産を渡すのを任せるのがマナーです。
相手先は、ご家族であればお父様にお渡しし、取引先であれば最も地位が高い方に手土産を渡します。
名刺交換をした際は名刺の役職を確認しても良いですし、たいていは上座に座っている方にお渡しすれば間違いが無いはずですよ。

渡す際の流れとしては、椅子に座る前に立ったまま挨拶をし、手提げの外袋や紙袋、風呂敷から取り出した手土産を相手に正面が来るように向けて両手で差し出します。
この時は、机をはさまず直接お相手と向き合って渡しましょう。
片手で品物を持ち、もう片方の手で品物の底を支えるようにして渡すと丁寧な印象になりますよ。
外袋は持ち帰るのが基本的なマナーですが、その後相手が手土産を持ち運ぶ必要があったり、親しい間柄の場合は、「お手数ですが袋の処分をお願いしても良いですか?」と言葉を添えてお渡ししてもOKですよ。

手土産を渡すときに気を付けた方が良いこと

手土産は、取引先や目上の方、友達に「これからも良い関係でいたい」という想いを込めて渡すギフト。
そんな想いを乗せたものだからこそ、渡し方も重要なポイントなんですね。
そんな時に気を付けると良いのは、かならずひとこと付け加えて渡すこと。
「お口に合うと嬉しいのですが」「心ばかりの品ですが」など相手を気遣う言葉を添えると丁寧ですし、もし相手の好みを聞いて選んだ手土産の場合は「○○がお好きだと伺ったので……」という言葉を添えれば、自分のことを考えて選んでくれたんだ、と嬉しさも倍増します。

逆に注意したいのが、「つまらないものですが…」というひとこと。
「自分なりに心をこめて選んだ品ですが、立派なあなたの前ではつまらないものに思えます」という謙遜の意味をこめて使われたのが始まりですが、最近はへりくだりすぎだととられることもあり、あまり良いマナーとはいえません。
「自分でもつまらないものを渡すのか」と誤解されることもあり、お互いにあまり気持ちの良いものではないので使わないように注意しましょう。

お詫びの際の手土産の注意事項は?

訪問先で手土産をお渡しする際、特殊な事例としては「お詫びに伺う」というシーンです。
相手との関係性を良くしたい、という手土産の目的は同じとはいえ、マイナスから始まるご挨拶ですので、特に細心の注意が必要ですね。
このような場合の渡すタイミングは、普通の訪問と同じように、部屋へ通されて謝罪のあいさつをした後が最適です。

ただ、お詫びの際の手土産の渡すタイミングには、一点注意しなくてはいけない点があります。
それは、相手が謝罪に関してお許しを出してから渡す、ということ。
もし相手が謝罪を受け入れる前に手土産を渡したのでは、こちらの不手際を物品で解決するような態度にも見えかねず、さらなるトラブルや不信感を招いてしまうことになってしまいます。
必ず相手からのお許しを得てから、あくまでも手土産として渡すことを心がけましょう。

手土産の予算はどのくらい?

手土産を用意する際、どのくらいの予算を考えて入れば失礼じゃないのか気になるところですよね。
あまりにも高価すぎるものを贈っても相手の心の負担になってしまいますし、あまりに安すぎるものだと恥をかいてしまいそう…。
相手との関係性によっても異なりますが、一般的な予算としては、大体3,000~5,000 円くらいと考えるのがちょうどよい予算です。
親戚や友人など比較的親しい間柄なら安価でも気にされませんし、今回は決めたい、という商談に持ち込む手土産ならもう少し高めでも大丈夫ですよ。

お手頃な価格の手土産を選ぶ際も、包装や外箱の雰囲気は重視して選びましょう。
実際に贈られる相手の気持ちになって、受け取った時にテンションが上がるようなおしゃれな包みのものを選べば、センスが良い方なんだな、と好印象を与えることができますね。
逆にどんなに良い品物であっても、普段使いのもののような簡易的なビニール袋など入っていたら「大切な人に贈るギフト」には見えないですし、受け取る側もテンションが下がってしまいます。
まずはパッと見た第一印象でも好印象を与えられるような手土産を選ぶことを心がけてくださいね。

その1【予算~3,000円】親しい方へのおしゃれな手土産TOP5

その1【予算~3,000円】親しい方へのおしゃれな手土産TOP5

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それでは、予算別におすすめの手土産をご紹介していきましょう。
まずご紹介するのは、3,000円以下で購入できる気軽な手土産。
友達の家にホームパーティに行くときや、子供の友達の誕生日会やクリスマス会に招かれた時、親戚の家を訪ねる時など、気負わない関係でありながらも、招いてくれてありがとう、という気持ちを表現するときにぴったりのセンスある手土産をチョイスしてみました。
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