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会社からの結婚祝いのお返しの相場やおすすめギフトは?社長や上司、同僚からなどシーン別に解説

結婚を会社や取引先へ報告した場合、会社の社長や上司、仲の良い同僚や後輩などから結婚祝いをいただくことがありますよね。もし仕事関係の方から結婚祝いをもらった場合は、どのようにお返しをするのが良いのでしょうか?今回は、これから結婚する人にぜひ知っておいてほしい、会社関係の結婚祝いのお返しの常識やマナーについて徹底解説していきます。結婚後も会社と良好な関係を続けるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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会社からの結婚祝いのお返しの基本的なマナー

会社からの結婚祝いのお返しの基本的なマナー

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人生の一大イベントである結婚。
そんな時にあなたの門出を喜んでくれた会社の人たちからのお祝いには、きちんとした形でこたえたいですね。
結婚祝いのお返しには基本的なマナーがいくつかあり、上司や同僚など、関係性によってお返しのやり方が変わることもあるもの。
社会人として間違えたお返しをしてしまって恥をかく前に、しっかりと確認しておきましょう。

そもそも結婚祝い&結婚祝いのお返しとは?

それではまずそもそもですが、「結婚祝い」とはどういったものなのでしょうか?結婚祝いとは、結婚してこれから二人の生活をスタートさせる夫婦に贈るプレゼントのこと。
パターンとしては2つあり、結婚式に参列した人が贈るパターンと、事情があり結婚式に参列出来ない人がお祝いをするために贈るパターンがあります。
本来は結婚式に行く場合、参列してご祝儀を贈ることがいわゆる「結婚祝い」にあたるため、別途プレゼントを渡す必要はないのですが、最近では「おめでとう」の気持ちを直接伝えながら結婚祝いをプレゼントするというパターンも多くなっていますよ。

それに対して「結婚祝いのお返し」とは、いただいたプレゼントの返礼品、といったものになっており、「結婚内祝い」とも呼ばれます。
ちなみに「内祝い」の「内」とは、「身内」のことで、「身内の方へのお祝い」という意味で使われ始めました。
そのため本来は「お返し」という意味ではなく、結婚の報告をかねて身内やお世話になった方へ、幸せのおすそわけをするためのプレゼントのことを指すんですね。

会社から結婚祝いをもらったら必ずお返しをしなくてはいけないの?

それでは会社から結婚祝いをもらった場合、必ずお返しをしなくてはいけないのでしょうか?会社の結婚祝いは、もちろんみんな結婚を祝福したい、という純粋な気持ちで贈っているのが基本ではあるのですが、実際はお祝いの気持ちに社交辞令が混在していることがあります。
そのため結婚祝いをもらった時に「お返しはいらないよ!」と言われる場合もあり迷ってしまいますよね。

その場合、迷うことが多いかと思いますが、実はお返しをしっかりするのが正解。
「お返しはいらない」という言葉は社交辞令の可能性もありますし、例えばその方に向けて、先輩や同僚で先に結婚した人たちがお返しを渡している可能性もあるんです。
そういった時にお返しをする場合、お相手が受け取りやすいように配慮をするとスマート。
「普段ご指導いただいているお礼でもあるので、是非受け取ってください」や、「夫(妻)がいつもお世話になっている〇〇さんにどうしても、と言っているのでぜひ」、また相手が既婚者やお子様がいらっしゃるなら「ご家族皆様で食べてほしくて」「お子様に喜んでいただけそうなものなので」などといったひとことを伝えると、一度断った方も受け取りやすくなるでしょう。

社長からの結婚祝いには特に注意!

会社でもらう結婚祝いの中でも、社長からの結婚祝いには注意が必要です。
特に中小企業や、オーナー企業の場合に多いのですが、頂いた結婚祝いが「会社からなのか」「社長個人からなのか」ということがわからないことがあります。
会社からということであれば、福利厚生で結婚祝いをしている可能性があるのでお返しが不要ですが、社長個人からだとしっかりとお返しをしたいですよね。

見分けるコツとしては、まず表書きをチェックすること。
表書きが「株式会社○○」と社名で記載されている場合は会社からの結婚祝いと考えて間違いないでしょう。
あとは、人事や秘書など、社長以外の人を経由してもらった場合や、お返しは不要であることを念押しされた場合は、社長名義であっても会社の代表としてお祝いをわたしている意味合いが強いと考えられます。
迷ったら、周囲で結婚している先輩社員に確認して失礼のないようにしましょう。

会社への結婚祝いのお返しの相場って?

会社への結婚祝いのお返しで、一番気になるのがお値段の相場ですよね。
結婚祝いのお返し全体の相場は、一般的にはお祝い額の1/2~1/3と言われています。
ただし会社はフォーマルな場のため、贈る相手によって相場が異なってくるのがポイント。
例えば、同期や部下、歳が違い先輩の場合は1/2が良いでしょう。
歳の離れた先輩や上司、役員や社長の場合は、1/3が相場です。

ただ、社長など立場が上の方からもらう結婚祝いの場合、10万円以上など高額の場合もありますよね。
そんな時は1/3だと多すぎて逆に失礼に当たる場合があるため、10万円以上の高額なお祝いなら、お祝い金の1~2割程度で構いません。
高額なお祝いには、お返し品に加えて丁寧なお礼を伝えるのが良いですよ。
会社の上司や経営陣が相手の場合は今後の仕事に対する意気込みを伝え、今後の仕事をスムーズにするのがおすすめです。

連名で結婚祝いをもらった時のお返しの相場って?

最近多いパターンの結婚祝いといえば、職場の複数人から連名で結婚祝いをいただくパターン。
連名で結婚お祝いをもらった場合、相場の通りに割って予算を考えると、一人当たりのお返しの金額が少額になることも少なくありません。
例えば、10人から1万円のものをもらうと、大体1人あたり300~500円ほどが相場となってきますよね。
そうなると、あまりにも少なくて見映えがしないかもしれません。
その場合は、相手との関係性をチェックして、相場よりも少し高めの金額でお返しをするか、全員に気兼ねなく受け取ってもらえる個包装のお菓子などにするというパターンも良いですね。
過去にもらったお返しなどを先輩に尋ねてみて、相場を図るのも良いかもしれません。

同僚への結婚祝いのお返しの第一は、みんなからの祝福の気持ちへのお礼を伝えるということ。
そして、これからの関係性をスムーズにする社内コミュニケーションの一環と考えるのが良いため、値段にとらわれすぎず、何よりも相手が喜んでもらえるような工夫をした品物を選んでみましょう。

会社への結婚祝いのお返しのタイミングって?

会社への結婚祝いのお返しは、どのようなタイミングで渡すのが良いのでしょうか?パターンとしては大きく4つあり、結婚式を挙げるかどうか、招待するかどうか、そして結婚式までの時期によって異なります。
まず、入籍前に頂いた場合。
その場合は、入籍後、2~3週間以内に贈るのが一般的と言われています。
次に、結婚式をしない場合。
その場合は結婚祝いをいただいて2~3週間以内にお返しを贈るのがスマートです。

結婚式を挙げる場合ですが、相手を招待していない場合は、結婚祝いをいただいて2~3週間以内。
招待している場合は引き出物でお返しするとし、式当日のご祝儀は遠慮するのが一般的です。
ただ、頂いた結婚祝いの額がご祝儀の相場よりも低い場合は、ご祝儀は普通にいただき、挙式後に結婚祝いのお返しをすれば良いでしょう。

会社への結婚祝いのお返しの渡し方のマナー

会社への結婚祝いを渡す際、どのようなマナーに気を付ければ良いでしょうか?まず第一に、贈り物の基本ですが、ラッピングと熨斗を必ずした状態で渡すこと。
ラッピングは、相手に渡す大切な品物を汚さない、という意味もあるため必須です。
連名へのお返しの場合、小分けのお菓子などでひとつひとつに熨斗を付けられない場合があると思いますが、その時は小袋などで可愛くラッピングすると感謝の気持ちが伝わるでしょう。

2つ目は、渡すタイミングですが、業務時間内は控えるのが無難です。
結婚はおめでたいことですが、あくまでプライベートなことがら。
そのため、業務時間外のお昼休みや、定時後に渡すようにしましょう。
スケジュール調整が難しい社長や役員には、秘書の方へ確認しておくとスムーズに渡せますよ。
最後に注意したいマナーは、周りになるべく見られないように渡すということ。
特に個別にお祝いをもらった場合、お祝いを渡さなかった人に対して気まずい思いをさせてしまう危険性があります。
渡すのが目立ちそうな場合は、住所を伺っておいて郵送で送る方法もおすすめですよ。

お礼状は必ずつけた方が良い?

結婚祝いのお返しを贈るタイミングは、職場の人に改めて、普段のお礼を伝える絶好の機会ですね。
結婚祝いをいただいたお礼と、いつも仕事やプライベートお世話になっている事へのお礼を伝えると、きっと相手にも喜んでもらえるはずでしょう。
そのため、お礼状はつけた方がベター。
上司や社長へのお礼状は、丁寧な挨拶と日頃の仕事に触れてお礼を添えて贈りましょう。

逆に、同僚など仲の良い人には、形式にとらわれず素直なメッセージを伝えてOK。
便箋も、受け取った側が楽しくなっちゃうような可愛らしいものなどを選んでもマナー違反ではありませんよ。
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