大人におすすめのディズニー映画ランキングベスト5

アニメーションと実写を融合させたミュージカル映画で有名な『メリー・ポピンズ』は、コアなディズニーファンからの人気が高く、音楽はもちろん物語共に素晴らしい最高傑作です。
物語のはじまりは、風変りなベビーシッター「メリー・ポピンズ」が風にのってバンクス家にやってくるところから。

序盤は愉快なミュージックやメリー・ポピンズの楽しい魔法で、ウキウキしながら観賞していくのですが、終盤になると急に現実社会の世界が広がり、前半と後半では音楽から背景の色彩に至るまで、全く違った様子で描かれています。
メリー・ポピンズが子供たちに教えたかったことは、楽しい魔法の世界でもなく、勉強でもなく、一番大切なものは何かということ。
大人になって改めて観賞すると、優しくそんな問いかけをしてくれるこの映画がとても心地よいです。
将来自分の子供と一緒に鑑賞してみるのも良いですね。

およそ1500年前の中国の南北朝時代に生まれた古楽府『木蘭辞』をテーマに描かれた作品で、主人公のムーランは、女戦士の名にふさわしい、強くて美しい女性。
そんなある日、足の悪い父のもとに、出兵命令が下され、ムーランは男装して父の代わりに兵士になる事を決意。

はじめは女性ということもあり、筋肉の量が少なく課題を上手くこなすことができなくて、他の兵士にからかわれてしまうムーランでしたが、死に物狂いで努力し、男達と肩を並べる程の力を身に付けていきます。
女だという事がバレれば殺されるかもしれない、そんな緊張感の中、たくましく国のため、家のため、戦う姿に心打たれます。
仕事に恋に子育てに、日々頑張って輝いている女性たちにぜひ見て欲しい作品。

ジャズの本場ニューオーリンズを舞台にしたラブロマンスストーリー。
主人公のティアナはある日魔法にかけられてカエルの姿になってしまった王子と出会います。
物語はこのカエル王子との出会いをきっかに進み、ティアナは自分自身の運命を変える冒険へと向かっていきます。

物語りの中盤で出会う「ママ・オーディ」の言葉に、今夢を必死で追いかけている大人は、肩の力が抜けることでしょう。
そして劇中で流れる音楽にも注目。
その中の歌詞にも大人たちに向けたメッセージがたっぷり含まれています。
「夢」に対しての見る角度が、明らかに昔のディズニー映画とは異なり、現代に生きる大人達に合わせて、心にズシッっとくる内容になっています。

パリにあるローマ・カトリック教会の大聖堂で世界遺産の「ノートルダムの鐘」を中心に巻き起こる物語り。
15世紀のパリを舞台にし、人間の強欲さや身勝手さなどを描いた作品で、ディズニー映画の中でもシリアスな場面が多いストーリーです。
容姿が醜いことで鐘楼に閉じ込められた主人公のカジモドと、ジプシー生まれの美女エスメラルダがある日出会い、物語りが進んでいきます。

ディープな内容も多く、他のディズニー映画に比べると、気分軽やかに観賞という感じではないのですが、嫉妬心や自己顕示欲など、人間らしい部分も見せてくれるためリアリティがあります。
完璧な人間などこの世に誰一人として居ない。
そんなメッセージを強く感じさせ、何でも完璧主義で心をすり減らしてしまっている人にこそ観て欲しい映画。

ディズニー・ピクサーの代表作でもある『トイ・ストーリー』シリーズの最終話。
おもちゃの世界をコミカルに描き、ギャグやアクションも満載で、子供から大人まで楽しむことができ、世界中で大ヒットしました。
シリーズ最終話では、ウッディたちと持ち主のアンディとの別れがテーマ。

誰もが経験を持つおもちゃとの別れ。
人間ではなくおもちゃ目線で物語が進み、子供の頃大好きだったおもちゃの事を思い出すこと間違いありません。
大人は同時に自分の子供時代の事を思い出してノスタルジーな気分に。
ウッディの仲間想いなところは、見習うべきところですよね。
最後に出したウッディの答えはやっぱり…。

ディズニー映画ときくと子供が観るものだと思って、先入観を持ってはいませんか？実は重厚なストーリーでとても映画としての完成度が高く、大人にこそ観て欲しい作品がたくさんあります。
ファンタジー要素だけではなく、メッセージ性の強いリアリティ溢れる作品が数多くあり、子供の時に一度観たものでも大人になってから観ると、新たな発見と感動が味わえるのです。
次の週末は大切な人と一緒にゆっくりお家でディズニー作品を満喫してみてはいかが？