【中学の同級生と…】片思いが成就した女性に聞く！出会いや告白のアドバイス

私はもともと恋愛経験が豊富な方ではありませんでした。そもそも異性に対してかなり緊張してしまって、仲の良い異性は数えられるほどしかおりませんでした。当時好きになった人が初恋の人で、中学生のときです。相手も同級生で３年生のときにクラスが一緒になったことがきっかけで知り合いました。それまで恋人がいたこともありませんでした。

私はかなり内気な方でしたが、相手は誰とでも喋ることのできる友好的な人でした。最初は緊張して全くうまく話すことができていなかったと思いますが、関わる機会が増えるにつれて少しずつ仲良くなっていくことができました。連絡先も仲良くなり始めたころに友人同士として自然な流れで交換し、他愛のない話はしょっちゅうしていました。面と向かって話すと緊張してしまっても、メールであればそこまで緊張せずにいろいろと話すことができました。好きだと感じるようになったのは、出会って半年くらいした頃だったと思います。そのころには複数人で休日に遊びに行ったりするようになっていました。しかし、そのままではあくまでも友人同士としての付き合いにしかなりません。その上、もう中学３年生となると卒業も目前で、高校も離れ離れになることがわかっていました。二人で会うきっかけを作るために、「受験勉強を一緒に図書館でしよう」と誘いました。勉強をした帰りにご飯を食べたり、二人で話す機会が増えたことによって今までできなかった話もするようになりました。それでもやはり、中学校の友人関係が潰れてしまう可能性もあったので、想いはなかなか伝えられないままでした。

二人で勉強をするようになって、かなり仲良くなりました。そうこうしているうちに受験が終わり、卒業式も目前となりました。それまでは、好きだという想いを伝えなくても良いのではないかと思っていましたが、いざ離れることに実感が出てくるようになるととても寂しくなりました。相手は私のことをあくまでも友人としか思っていないだろうと思っていましたが、後悔をしないためにも勇気を出して告白をすることに決めました。「受験お疲れ様会」という名目で相手を呼び出しました。場所は安いファミリーレストランです。今思えばムードも何もありませんが、図書館で勉強をした後によく寄っていた場所だったのです。いつも通りご飯を食べ、他愛のない話をしました。いつ切り出そうかとずっとそわそわしていたので、何の話をしたのか何も覚えていません。結局ファミリーレストランにいるときは言い出すことができず、帰り道に告白をすることになりました。「好きなので付き合ってほしい」という至って普通の告白をしたように思います。いかんせん緊張していて自分でも何を言っているのかわからない状態でした。断られるかもしれないと思いましたが、相手も了承してくれて付き合えることになりました。本当にびっくりして家に着いてからもそわそわしていたのを覚えています。

付き合うようになってから、お互いに別々の高校へと進学しました。同じ県内の高校ではありましたが、そこまで頻繁に会えていたわけではありません。部活や勉強で平日は忙しく、たまに予定の合った休日にデートをするくらいでした。少々さびしいなと思う日もありましたが、一緒にいてとても楽しかったので思い切って告白してみて良かったと思っています。最終的には、大学進学のタイミングで別れることになりました。理由はかなりの遠距離になってしまうためでした。しかし喧嘩をして別れたというわけではないので、今も友人として連絡を取ることはあります。中学時代の友人グループで集まったりもしています。

片思いはとても苦しいものですが、今となっては良い経験だったと思います。そんな私からアドバイスを２つほどさせていただこうと思います。まず一つ目は、片思いを楽しむことが大切なのではないかということです。私はあまり頻繁に恋をするタイプでもなかったので、誰かを好きになるということ自体が嬉しかったです。相手の良いところを見つけてはドキドキして、ちょっとしたことで一喜一憂して、数日はその感情に支配されたりしますよね。そういうことって案外恋愛以外では味わえないのではないかなと思うので、片思いの苦しささえも目いっぱい楽しんでみたら良いのではないかと思います。もう一つは、恐れないことも大切なのではないかということです。告白をして失敗してしまったら、今の関係性はなくなってしまうかもしれないと一歩を踏み出せない人はたくさんいるのではないでしょうか。しかし、告白をするために努力をしたり、アプローチをすることというのは、相手のことをより知るきっかけを得ることにも繋がります。少しずつ距離を詰めていく中で、相手と関わって良い部分ももっと知ることができました。怖がらないで少しずつでも相手に歩み寄っていくということは、必ずしもマイナスなことばかりではないと思います。