結婚を決断する時とは？きっかけは？

病気になると、体だけでなく気持ちまでも弱気になってしまいますよね。
看病してくれる恋人の存在が本当にありがたく感じられます。
結婚を渋っている彼だって、それは同じハズ。
このチャンスに献身的に尽くして、いつも以上に優しくしてあげましょう。

身近な友人や同じ職場の人が結婚すると、「自分も」という気持ちが強くなります。
それまで全然結婚を意識していなかった人まで、急に焦り出したりするので不思議ですよね。

私も、親友の結婚に影響された一人です。
その当時、私も親友も婚約はしていたのですが、仕事が忙しかったので「入籍と結婚式は落ち着いてからでいいよね」と話していました。
会社や役所への手続きが意外に面倒なんですよね。

ですが、親友がその年の5月に式を挙げると言い出し、それに影響され私も「私も結婚式がしたい！」と1ヶ月違いで式を挙げました。
そして私達の影響を受けて、他の友人も結婚が続きました。
こうして「結婚ラッシュ」や「ベビーラッシュ」が起こるんですね。

前述に書いた私の親友が急に結婚式を挙げることになったのは、彼女のお父様が病気で余命宣告されたことがきっかけでした。

「ウエディングドレス姿を見せたい」「バージンロードを一緒に歩きたい」という彼女とお父様の強い希望で、早急に準備が進められたのです。
結果、彼女はお父様と一緒にバージンロードを歩くことができました。
その時の光景を思い出しただけでも、感動が蘇って胸がいっぱいになります。
結婚式に参列した誰もが「結婚っていいな！」と心が温かくなった瞬間でした。

最近は「デキ婚」や「授かり婚」は珍しくないですね。
男女共に、結婚と子供を望んでいての妊娠なら、とてもおめでたいことだと思います。
子供は夫婦の宝ですから、ステキなきっかけですよね。

ですが、予期せぬ妊娠からの結婚の場合は、心から結婚を喜べない場合もあります。
私の友人も、大学在学中に彼氏との子供を妊娠しました。
ご両親は猛反対しましたが、彼女の意思は固く大学を中退して結婚を強行しました。
結婚式当日に私がお母様へ挨拶に行くと、お母様は「急過ぎてびっくりしたでしょ？大学もこれからだったのに」と泣いていました。
娘の結婚式に悲しい涙を流さなければならないお母様の心情を考えると、私は返す言葉が何も見つかりませんでした。

もちろん妊娠はおめでたいことです。
ですが、順番やタイミングによっては悲しむ人がいることも、少しだけ頭においてみてください。

転勤がきっかけで、結婚を決断することもあります。
「転勤することになったんだ。
ついてきてほしい！」なんて胸キュンなシーンをドラマでもよく目にしますよね。
彼からのプロポーズを待っていた女性にとっては「よろこんで！」という状況ですが、仕事を続けたいと考えていた女性の場合は、仕事を辞めてついて行くか難しい決断を迫られることになります。
私は、もし彼を失いたくないのなら、仕事を辞めてついていくことをおすすめします。
なぜならば「遠距離恋愛は本当に難しい！」からです。
仕事は彼の転勤先で新しく見つけられないですか？もちろん転職が簡単ではないことはわかっています。
ですが、彼は世界にたった一人だけ！後悔しない決断をしてくださいね。

私達夫婦が結婚を決断したのは、私の病気と母の後押しがあったからです。

付き合って半年の頃、私が倒れて救急車で病院へ運ばれ、そのまま集中治療室へ入院したことがありました。
主人も駆けつけてくれたのですが、家族以外の入室は禁止だったので、恋人でも中へ入ることは許されませんでした。
その時主人は、結婚していればとすごく後悔したそうです。
その後、元気に退院してからは、主人が毎日仕事帰りに家に寄ってくれました。
それを見た私の母が、「もう一緒に暮らしたら？」と言ってくれたのがきっかけです。
あの時背中を押してくれた母には、本当に感謝しています。

当たり前ですが、一番大切なのはお互いの気持ちです。
彼と結婚を考えるのであれば、一度きちんと二人で話し合ってみてください。
どちらか一方でも迷いがあるのなら、今は結婚のタイミングではありません。
ですが、話合うことが次への一歩へ必ずつながります。
二人が結婚に対して前向きな気持ちになれれば、結婚へのきっかけになりますし、もし別れてしまう結果になっても、一つの決断をできたことに変わりはありません。

その時は、また新しい恋人を探せばいいんです。

結婚はゴールではなく、スタート。
楽しい時も辛い時も、二人で寄り添って生きていける、そんな人と結婚できるといいですね。