結婚

【障がい者】円満な結婚生活を送るために、結婚前に理解しておこう

世の中では、さまざまな障害者の方がいます。(「障害者」と記載して良い気分ではない方も、多いと思います。この先、「障がい者」と書かせていただきます。)あなたの周りでも、障がい者でも結婚されている方やテレビでも話を聞いたことが多いのではないでしょうか?実際に、障がい者と結婚するにはさまざまな覚悟が必要になります。では、具体的にどのような理解や覚悟が必要なのか?今回は、詳しくお話ししていきます。 私の娘も、肢下不自由の障がい者です。まだ小さい娘ですが、結婚できるのか?と考えいろいろな方へお話しを伺いました。ぜひ、身体や心に障がいを持っている方、障がい者の方の結婚したいと思っている方。参考にしてほしいと思います!

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障がい者の結婚

障がい者の結婚

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障がい者との結婚は、「大変そう」「普通に夫婦生活できるの?」といったマイナスイメージを浮かべる方が多いですよね。
実際に、健康な人同士の結婚に比べると、苦労や困難な道にぶつかってしまう確率は多くなります。

ですが、障がい者との結婚は必ずしも大変ではない…ということが分かりました。
なにより、夫婦の心の絆が深まっていきます。
心が満たされ、小さなことでも一緒に喜びあえるようになるのです。

私自身の娘のことを思うと、そうであってほしい!という先入観もありましたが…。
障がい者と結婚した人や、障がい者本人に聞いてみました。
誰もが「幸せ」「1日1日を大切にできる」と前向きなお話しをしてくれたのです。

障がい者との結婚は、必ずしもマイナスではない。
大切な気持ちを感じることができるものだと感じました。
今回は、障がい者と結婚するための道のりを説明していこうと思います!障がいを持っていても、結婚はできます。
愛してくれる人が、必ず現れる日がきますよ。

障がい状態によって生活も変わる!

障がい状態によって生活も変わる!

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・知的障がい者

・身体障がい者

・精神障がい者

など、障がいの度合いや種類によって結婚生活も変わってきます。
身体障がい者の方は、大人になっていれば大抵のことは自分自身で出来るようなっている場合も。
度合いにもよるので、配偶者の手助けや介護・看護を必要とする場合があります。

知的障がい者は、身体障がい者より結婚率は低くなってしまいます。
頭脳が幼稚園ほどで止まってしまっている場合など、身体とのギャップを理解しなければいけません。
結婚したい!一緒にいたい!と思えている時点で、理解し愛しているのですよね。

精神障がい者は、「てんかん」が代表的なものです。
こちらも、発作が起きる頻度や薬など理解しておけば問題がありません!このように、障がいの度合いや、種類を細かく理解しておくようにしましょう。

結婚までの道のり

結婚までの道のり

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1.障がいを理解する

2.一緒に1日過ごしてみる

3.親への説明

4.お互い納得のいく結婚を

障がい者を持つ親御さんは、「結婚する」と言われ安心する気持ちと心配な気持ちがあります。
そして、障がい者と結婚すると決めた方の親御さんも…。
応援したい気持ちと、複雑な気持ちが出てきます。

大切な子供が、困難な道へ行こうとしているのを見たら誰でも少しは躊躇するはずです。
結婚までの道のりを詳しく説明していきます!

#1 障がいを理解する

結婚を考えている時点で、すでに障がいについて理解してくれているはずです。
ですが、結婚を意識し始めたらもう一度…病気や障がいについて2人で話し合いましょう。
「コレはできないけど、アレはできる。」「発作が起きるときもある」など、一緒に生きていく上で必要なことは理解し合うことが大切です。

実際に、リハビリステーションで出会うカップルも慣れた手つきで彼女が手助けをしています。
そして、障がい者の彼も安心して頼ることが出来ているのです。
「お互いに理解しているんだな」と感じることができました。

知的の場合、どうしてもされたくないこと…嫌なものなど敏感になります。
理解していないと、喧嘩やパニックの原因となってしまいます。

#2 一緒に一日過ごしてみる

障がいについて、理解することができたら次に実際に1日一緒に過ごしてみましょう。
いつもは、デートが終わったらバイバイ!ですが、結婚前には1日の生活を実際に確認しあうのです。

・発作や症状が出るのはいつ頃?

・寝る前や朝起きたときの、こだわりは?

・薬はどれをどの時間に飲む?

・介助が必要になるのは何時?

・どこまで自分でできる?

など、夜や朝起きた際にどのような行動を必要とするのか知っておくこと。
教えておくことが大切です。
「自分で出来るから気にしないで」と思う方、言ってくる方も多いと思います。
ですが、万が一の時があったら大変です。

薬を飲めない状況や、介助を頼めない状況になったらどうすればいいのか?1日の生活での疑問点を解決しておきましょう。

#3 親への説明

私自身、障がい者の娘が「結婚する」と言ったら嬉しい気持ちもありますが…相手の親御さんは理解してくれているだろうか?と不安になります。
結婚する者同士が、理解し愛し合っていれば良いのかもしれません。

ですが、周りの家族や親せきなど理解してくれる人に囲まれている方が良いですよね。
最初は親も疑問や不安で、たくさん質問をしてくるかもしれません。
ですが、素直に伝え「愛している」ことを伝えるのです。

・将来の子供のこと

・病気(障がい)のこと

・出会った経緯

など、結婚しても大丈夫だよ。
という安心感を持たせてあげるためにもしっかりと説明をしておきましょう。

#4 お互い納得のいく結婚を

幸せな結婚生活をするためには、お互い納得のいく形で結婚することが一番です。
これは、障がい者でも関係ありません。
どんな夫婦でも、お互いがすれ違った価値観で結婚してしまうとうまくはいきませんよね。

仕事をどうしていくのか、将来子供はどうするのか…。
これから夫婦になると、どうしても直面しなければいけない場面が増えてきます。
例えばですが、私がお話しを聞いた障がい者の夫婦の方は「子供はいらない」と最初から話し合っていたようです。

「今の2人の時間を減らしたくないから」「自分の障がいと向かい合いながらの、子育ては難しい」と話し合って、子供を作らない生活を選びました。
結婚前にたくさん話し合ったこともあり、気持ちのずれは生じていないようです!

少しの気持ちのずれで、大きな破壊を導いてしまうこともあります。
しっかりと二人で将来について話し合って、「お互いの納得のいく結婚」をするようにしましょうね!

障がい者の結婚NG行動

障がい者の結婚NG行動

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1.障がいを隠している

2.無理なお願いをする

3.常に一緒にいる

これは、お話しを聞いたなかで「ストレスがたまったときは?」と聞いたときに答えてもらったものです。
前に付き合ってた人は…と以前の交際の不満を教えてくれた人。
今の結婚生活での不満を教えてくれた人。
さまざまでした。
これも、障がい者との結婚ならではの悩みなのかな?と感じました。
ぜひ、参考にしてください。

#1 障がいを隠している

これは、大問題です!知的や、明らかに見て分かるような身体障がいの場合は隠しようがありません…。
ですが、精神的な障がいや発作が起きなければわからないような障がいを隠している…そんなケースもありました。

結婚した後の問題も将来についての問題も、話し合うことなく結婚をしてしまうとすれ違いや喧嘩の元になってしまいます。
大切な人の障がいは、しっかり理解してあげたいものです。
助けられることがあるのなら、助けたい!と思っているはず。

隠して結婚して、相手が素直に受け入れてくれる場合もありますが…。
周りの家族や親せきはどうでしょうか?「どうして先に言ってくれなかったの?」と言われたり、発作や症状が出てもなかなか理解してもらえないことも。

障がいを隠しての結婚は絶対にNGです。
障がいを受け入れて、理解して結婚してくれる人を探しましょう。
ありのままの自分を愛してくれる人を見つけるのです。

#2 無理なお願いをする

これは、結婚して長い期間たっていると忘れてしまう部分でもあります…。
結婚前に障がいや病気の状態からして「~は無理、できない」と伝えておいても相手は忘れてしまうことも。
自分が忘れてしまうこともあるかもしれません。

・遠くに出かけたい

・子供が欲しい

・人が多くいる場所へ行きたい

など、その人によってできないことは変わってきます。
出来ないことを無理にやらせようとしてはいけません。
「どうして理解してくれないの?」「話し合ったのに」と気持ちのずれが出てきてしまいます。
「一緒に楽しみたかった」と思うかもしれませんが、障がいや病気は簡単に克服できるものではありません。

もし、なにか新しいことをしたいときには一緒にゆっくり進んでみましょう。
一緒に先生の話を聞きに行ったり、短い時間だけでも挑戦してみたり。
ゆっくり…が大切ですよ。

#3 常に一緒にいる

「常に一緒にいたい!」と愛しているからこそ思いますよね。
障がいの度合いにもよりますが、リハビリに行く時間や介護士に来てもらう時間などさまざまな予定が入ってきます。
心配だから一緒にいる!と言って全てにベッタリではお互いに自立することができません。

そして、介護や看護が必要な場合365日ずっと付き添っていると疲れ果ててしまいます。
想像以上に大変な場面もあるのです。
これは、結婚を意識している時点で覚悟しているとは思いますが…。

専門的な機関や介護士などに任せて、息抜きする時間も大切です。
「愛している」という気持ちを忘れないためにも。
「最初は、俺が全部助けてやる!」といき込んでいたけど、疲れてきて話すのも嫌になってしまった…。
なんて失敗談も聞きました。

障がい者側も、「迷惑をかけている」と感じてしまうと遠慮がちになってしまいます。
結婚生活が幸せのものとは離れてしまうのです。
お互いに、距離を置き息抜きする時間もしっかり作るようにしましょうね。
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