まずはマインドを変えよう！人見知りしないようになるための方法

自分から話しかけられない、人に何かを提案することができない…そんな人は、心の奥底で相手に断られたり、冷たくされることで自分が傷付くことを恐れていることが多いものです。
もしくは、相手に何かをあげると言われたり、仕事を手伝ってと言われた時など、本当は断りたくても相手を傷つけたり嫌われたりするかも知れない…と思い、口ごもってしまったり曖昧な返答でかえって相手に不信感を与えてしまうことがあります。

しかし、ケンカにでもならない限り、一度の会話で嫌われたり傷付いたりするようなことはありません。
人見知りに悩む人は、まずは「嫌われるかも」「傷付くかも」という考えを捨てましょう。
きちんと礼儀を持って接していれば傷つけることもありませんし、こちらがマナーを持って話した結果相手が傷付いたとしても、それはもはや相手の問題であり、相手の気持ちは自分ではどうにも出来ないのですから、あなたが悩む必要はありません。

また、コミュニケーションが苦手で話慣れていない人の場合、自分が喋ると周囲に注目されていると感じたり、笑われているような気がして発言できなくなってしまうことがあります。
「自分が気にしているほど人はあなたのことを気にしていない」とよく言われますが、これは本当のことです。
確かに、コミュニケーションがこじれてしまった時、一瞬だけ空気が悪くなったりすることはありますが、基本的にはその場だけのこと。
それに、実際に他人があなたのことを気にしていたとしても、自分は自分、というのは変わらないのですから、あなたが他人のことを過度に気にしたり、怯えたりしてもそれは幻なのです。

上手く話せない、と悩む人の中には、コミュニケーションで傷付くのを恐れたり、お互いの意見が食い違った時に相手に言い負かされるのではないかと身構えて、知らず知らずの内に話し方が人を責めるような口調になってしまう人もいます。
そうなると相手もあなたを警戒した話し方になりますから、あなたはますます心を開けなくなり、良いコミュニケーションができなくなってしまいます。

日常会話はディベート対決ではないのですから、勝ち負けなどありません。
もしあなたの意見が間違っていると明らかになったとしても、それは負けでもなんでもなく、ただ事実が分かった、というそれだけです。
人見知りの人は、会話に勝ち負けがあると無意識に判断してしまい、負けるのを恐れて口調がとげとげしくなってしまったり、反対に喋らないことで自分を守ろうとしてしまう傾向のある人もいます。

コミュニケーションは面倒に感じることもあるかも知れませんが、雑談であれば関係を円滑にすることができますし、仕事の話であればきちんとコミュニケーションを取ることでタスクが潤滑に回るようになります。
話し相手は敵ではなく、少し大げさに言えば自分の人生を良くしてくれる仲間だと思って接してみるようにしましょう。

そうは言っても、相手の態度は明らかにこちらに敵意があるように思える…。
ということもあるかも知れません。
そんな時は、自分が相手にそう思われるような態度を取ってしまっていないかを考えてみましょう。
緊張していたり、警戒しているとそれが相手にも自然と伝わり、相手もあなたを警戒したような態度を取るようになってしまいます。

相手が「あれっ？」と思うような態度を取ってきた場合、それに反発したりショックを受けて心を閉ざしてしまう前に、まずは自分がその人に対してどのように接していたか、と考えてみることをおすすめします。
「確かに誤解されてしまうような態度を取っていたかも…」と思うこともあるはずです。
言動を改めてみると、相手も自然とそれに応えてくれ、スムーズで心地良いコミュニケーションが取れるようになりますよ。