唇以外にも！万能アイテム【ワセリンの使い方】11選

ワセリンとは原油からガソリンや灯油などを生成する際に残ったものに含まれる「ペトロラタムゼリー」という成分からできている保湿剤。
原油やガソリンなどと聞くと「肌に塗って大丈夫なの？」と思うかもしれませんが、ペトロラタムゼリーを高純度に生成したものになるので安心・安全です。
皮膚科でも保湿剤として処方しているものなので、肌に害を及ぼすことはありません。

処方というと医薬品のような感じがしますが、ワセリンに薬としての効能はありません。
それが故に副作用が起きることもありません。

ワセリンは塗っても皮膚や粘膜に吸収されず、表面にとどまります。
表面にとどまることによって皮膚をあらゆる刺激から守り、水分の蒸発を防いでくれるのです。
吸収されることがないので、大人だけでなく赤ちゃんや乾燥肌の人、アトピーが酷くてどのクリームも塗れないという方でも安心して使用することができます。
たとえ赤ちゃんが塗ったところを舐めてしまっても、赤ちゃんの身体には無害なのでお母さんには嬉しいアイテムです♡

ドラッグストアなどで発売されているボディークリームや薬用クリームは肌に吸収・浸透することによって潤いや栄養を与えます。
しかし、ワセリンは肌の表面にとどまるだけ。
効き目が本当にあるのか不安になる方もいると思いますが、乾燥肌やアトピーの人は皮膚のバリアー機能が損なわれることによって皮膚炎につながります。

そのバリアー機能の代わりをしてくれるのがワセリン、水分の蒸発を防ぐことによって肌内部が回復し、健康な肌を取り戻すことが出来るのです。
薬用効果がないのにも関わらずアトピーの方に処方されているのはそのため。

ワセリンにはいくつか種類があります。

黄色ワセリン…よくドラックストアなどで目にする”ヴァセリン”がこちら。
様々な大きさで発売されていて多くの人に人気です。
純度は低いですが健康な肌の方は使用して問題ありません。

白色ワセリン…精製度は以下のものよりやや劣りますが十分使用することができます。
ドラックストアで簡単に手に入ります。

プロぺト…精製度が高く、アトピー性皮膚炎などの保湿剤として皮膚科でよく処方されています。
プロペトホームという名で市販もされているワセリンです。

サンホワイトP-1…白色ワセリンをさらに高純度に精製したものになります。
テクスチャーが他ものより柔らかく塗りやすいのが特徴。
やや値段は高くなりますが、敏感肌の方はこちらを使用することをおすすめします。