コーヒー好きのあの人へ特別な贈り物を！マイセンの人気ギフトアイテム16選

白磁にブルー、もしくはカラフルな柄が多いマイセンのアイテムの中で、少し珍しさがあるのがこちらのピンクで絵付けがされたアイテムです。
こちらのシリーズ「インドの花」は、東洋の美しい陶磁器に憧れたマイセンが、柿右衛門などの東洋の絵柄を真似することから始まり、いつしか独自のシノワズリ（＝東洋趣味）の絵柄に発展させたシリーズ。
東洋の神秘的な花模様が印象的で、発表された当初から今日まで高い人気を誇っています。

全体に細かく描きこまれた「リッチ」のシリーズと、簡易バージョンの枝つきがあり、こちらは繊細な模様が美しいリッチのシリーズ。
美しい陶磁に、実際に咲き誇っているかのような緻密なタッチの花はさすが手作業で作られているだけあり、ずっと眺めていたくなるほど。
マイセンに詳しい方にもきっと満足してもらえるこだわりのアイテムです。

結婚祝いや新居引っ越し祝いなどにぴったりな贈り物が、こちらの「ベルリン」シリーズのペアマグです。
ベルリンシリーズとは、透き通るような白磁に、マイセンの象徴ともいえる「剣マーク」を浮彫で入ったシリーズ。
マイセンというと色で絵付けがされているシリーズが有名ではあありますが、こちらはマークが浮き彫りになっているためさりげなく主張するタイプで、白いマグは飲み物の色を引き立ててエレガントな雰囲気を演出できるのが特徴です。

さらにこちらのマグのフォームは、数多いマイセンのカップやマグの中でも特に長い歴史を持っているスタンダートなタイプ。
ヨーロッパでは1748年に行なわれたポンペイ遺跡の大発掘によって古代ブームが起こりましたが、このマグはその時の出土品のフォームをそのまま踏襲して作られています。
ツイストと呼ばれる下向きに付いたカップのハンドル部分は2本の粘土を編込む様に仕上げてられており、さりげないアクセントがシンプルなデザインにワンポイントをつけてくれていますね。

マイセンのコレクターの方へのプレゼントにぜひ贈ってあげたいのが、伝統的な陶磁の人形「マイセン人形」。
「人形」は、300年近い歴史を誇るマイセン磁器の中でも特に重要なジャンルのひとつです。
「磁器」という東洋の文化に西洋の「形」を与えたといわれる稀代の天才造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーが熱心に取り組んだロココ様式の人形はその緻密な仕上がりと生き生きとした人形の表情によって熱狂的なコレクターを生み出してきました。

こちらは、ケンドラー初期の名作群、羊飼いのシリーズで、これぞマイセン人形という造作の古典人形の中でも王道の作品です。
いわゆる「木」ものと呼ばれ、数あるマイセン人形の中でもトップクラスの繊細さをもつ造形になっています。
それゆえ初型の1700年代中期において、アンティークで状態の良いものは驚くほど高価な取引がなされていることはしばしば。
こちらはそんな中でもトップクラスの個体になっていてほぼ完ぺきな状態を保っているため贈り物にも最適！大変高価ではありますが、 ここぞ！というギフトにいかがでしょうか？

シンプルなデザインが好きな方への贈り物や、日常的に使えるアイテムを探している方におすすめなのがこちらの「双剣の結晶」マグがおすすめです。
マイセン磁器ならではの透き通るような白磁のマグの地に配されているのは「剣マーク」。
「剣マーク」とはマイセンの生みの親、アウグスト強王の紋章「双剣」がもとにデザインされたモチーフで、作品の底部などに染付で描かれ、何世紀にもわたってその作品がマイセン磁器であることを証明してきた伝統のマークです。

その「剣マーク」を用いて、雪の結晶のようなモチーフをレリーフで施した斬新なデザインのマグになっており、ちょっとした遊び心がある一品になっていますね。
この細かなレリーフもひとつひとつ手作業で作られており、その繊細な美しさはずっと眺めていたくなるほど。
どっしりとしたマグで、自宅ではもちろん、オフィスでのドリンクマグとして、家事の合間のほっとひと息のコーヒータイムに、気軽に使ってもらえるはずですよ。

女性へのプレゼントに特に喜ばれるマイセンのアイテムといえば、マイセンの看板ともいえる「花絵付」のシリーズ。
マイセンの花絵付けには36種類の「基本の花」があり、その36種類の花に、草原に咲く小花を1種類からませた絵柄です。
カップとソーサーに同じ花が描かれる手法は「ノイアーアウスシュニット」とよばれ、現代マイセンにおいては最も代表的なフォームで、上品なコーヒータイムを演出してくれますね。

すべての花は熟練された職人たちによってひとつひとつ手描きで行われており、手描きならではの優しさと繊細な美しさを感じることができますね。
素朴な美しさの中にも金彩の縁取りが施されており、高級感もばっちり。
お花が好きな方への、特別なプレゼントにおすすめですよ。

透明感のある美しいグラスに、立体的に浮き出たバラの形の装飾（＝ロゼット）が美しいこちらのアイテムは、マイセングラスの「バッカス ロゼット」シリーズ。
こちらのシリーズは、マイセン磁器がドイツのガラスウェアブランド「テレジアンタール社」とコラボレートしたシリーズです。
マイセン磁器とテーブルコーディネートするためのアイテムとして誕生し、グラスのフット・プレートに、コラボレートの証として「マイセン」の双剣マークと、「テレジアンタール」王冠マークが入れられた高級感が素敵ですね。

「バッカス」とはローマ神話に登場する「ブドウ酒の神様」のことで、こちらのグラスはワインタンブラーとして作られました。
19世紀の歴史主義様式を代表する古典的なフォームをもとに、ロゼットとリボン、そして脚のないフォルムが特徴。
この特徴は装飾という意味合いとともに、中世の頃にナイフとフォークを使用する習慣ができる前に、食べ物をつかんだ油だらけの手でグラスを持っても滑らない工夫として施されたといわれている伝統的なデザインであり、テーブルウエアとしての歴史を感じますね。
ひとつあるだけで一気に食卓が華やかになる、おすすめのアイテムです。

改まった贈り物におすすめのマイセンの人気ギフトアイテム、第1位は、「ブルーオニオン」シリーズのティー・コーヒー兼用のカップ&ソーサ―セットです。
「ブルーオニオン」は1739年に誕生したマイセンを代表する柄。
クレッチマーが中国写しの染付の技法を生かして完成させた柄で、その名前を直訳すると「青い玉ねぎ模様」の意味。
この名前は、中国のお皿に写実的に描かれた柘榴（ざくろ）の柄に感銘を受けたマイセンですが、当時のドイツでは見慣れぬザクロという果物を玉ねぎに間違えたことから名付けられています。

その後、もともとは忠実に再現して描かれていたザクロの味ですが、時間が経つにつれてなじみ深い玉ねぎと、モモ、そして中国伝来のおめでたい植物としての竹柄が組み合わせて描かれ、このような個性的な図柄になったと言われているんです。
マイセンのルーツであるアジアのテイストを取り入れたカップは日本の家庭にもなじみやすく、おめでたい図柄が描かれているのもプレゼントにぴったりのアイテムといえますね。

花の都フィレンツェで生まれた陶磁器ブランド、リチャード・ジノリ。
イタリアを中心に多くの貴族たちに愛されていたブランドで、そのブランドのスタートにはマイセンも深くかかわっていました。
リチャード・ジノリが生まれた1735年当時のイタリアでは、スペインのセビリャなどで製造され、マヨルカ島を経て輸入された陶器をベースにしたマヨリカ陶器が全盛の時代。
ただ、厚手の焼き物に鮮やかな色合いをつけたこの陶器は中東欧ヨーロッパのエレガントで高級感のある食器とはまったく違う文化のもので、同時期に中東欧ヨーロッパで名声を獲得していたマイセンのような食器を作りたい、と思ったジノリがイタリア初となる白磁を完成させたのが始まりと言われています。

リチャード・ジノリのシリーズの中でもおすすめなのが、宝石のようなフルーツを繊細なタッチで描いた「イタリアン・フルーツ」のシリーズ。
絶妙なバランスで可憐に仕上げられているのが特徴で、イタリアらしいいきいきとした雰囲気が魅力ですね。
ひとつあるだけで食卓がパッと明るくなる、おしゃれな一品です。

1951年にフィンランドで生まれたブランド、マリメッコ。
大胆かつキュートなプリント柄が特徴で、赤く大きなけしの花の柄のテキスタイルは、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？レディースウェアや子供服、バッグ、リネン類に注目が集まるブランドですが、実は食器類も高い人気を誇っています。
個性的でありながら時代に流されない、機能的で分かりやすいデザインは、カジュアルに楽しめて、気軽なプレゼントにもぴったりです。

こちらは、規則正しい格子柄はTIILISKIVI柄のマグカップ。
個性的なこの柄は「レンガ」をモチーフにしたもので、北欧らしい透明感のあるスカイブルーが心を明るく爽やかにしてくれそうですね。
すっきりとしたフォルムで、毎日の気軽なコーヒータイムを楽しく彩ってくれますよ。