アトピー肌のファンデーションの選び方5選！クレンジング方法も大切！

ファンデーションには大きく分けるとリキッド・クリームタイプとパウダータイプがあります。
アトピー肌の人に適しているのはパウダータイプ。
リキッドタイプやクリームタイプはオイルが配合されているので乾燥を防ぐことができるめイメージがありますが、オイルを配合することによって水分と油分の分離・雑菌の繁殖を抑えるために界面活性剤や防腐剤などを使っていることが多いためです。

アトピー肌の人は皮膚のバリアー機能が弱く、添加物などが肌に浸透しやすい状態になっているため、肌のダメージを減らすためにリキッド・クリームタイプのファンデーションの使用は避けたほうが良いでしょう。

先ほども書きましたが、アトピー肌の人は皮膚のバリアー機能が非常に弱くなっています。
健康な肌の人がなんのダメージも感じない成分でも肌に浸透しやすく大きなダメージとなってしまうのです。
大きなダメージをを避けるためにも成分のチェックが欠かせません。
主に気を付けたい成分は3つ。

・合成界面活性剤…界面活性剤とは水に馴染みやすい性質と油に馴染みやすい性質どちらも持ち合わせた成分です。
水と油を混ぜ合わせるために使用されていますが、皮膚の水分や必要な油分を奪ってしまうこともあるので、できるだけ避けてい成分となっています。

・防腐剤…ファンデーションは空けたときからの品質の劣化を抑えるためや雑菌が繁殖しないために防腐剤を使用しています。
防腐剤・保存料として使われるのがメチルパラベン・エチルパラベン・プロピルパラベン・ブチルパラベン・1-3ブチレングリコール・フェノキシエタノールなどです。
これらの成分が入っている製品は避けた方が良いでしょう。

・香料…いい香りがするコスメがついつい手にとりがちですが、香料を使用しているものはアトピー肌や敏感肌に刺激になることがあります。
コスメを選ぶときは「香料不使用」と書かれているものを選びましょう。

パウダーファンデーションがオススメとお伝えしましたが、すべてのパウダーファンデーションが良いわけではありません。
様々な成分が加えられているものも発売されています。
パウダーファンデーションの最低限の成分は「マイカ(雲母)・酸化亜鉛・酸化チタン・酸化鉄」です。

これらの成分はファンデーションの機能として必要な最低限の成分であり、肌へのダメージも少なく安全性が高くなっています。
それ以外の成分がたくさん入っているものは出来るだけ避け、組成がシンプルなものを選ぶようにしましょう。

近年人気となっているオーガニックコスメやボタニカルコスメは植物由来でダメージが少ないとされていますが、アトピー性の皮膚炎の方にとっては全てが安全なもととは限りません。
ついつい植物由来と聞くと「安全で誰でも使える」というイメージを抱きやすいですが、植物エキスを抽出する際にエタノール(アルコール)や先ほど紹介した1-3ブチレングリコールなどが使用される場合があります。

植物エキスには美肌効果や保湿効果が高い成分があるのは事実ですが、オーガニックというだけで安心せず選ぶときには成分をしっかりとチェックするようにしましょう。

ファンデーションに使用されている成分が直接肌につかないように成分がコーティングされているものを選ぶことが大切です。
コーティングにシリコンが使用されているものもありますが、強いクレンジングを使用してなければならなくなってしまいますので、「シリカ(ケイ素)」や「ステアリン酸」がコーティング剤に使用されているファンデーションを選びましょう。

コーティング剤に関してはメーカーによって異なるため、使用されている技術や成分がしっかりと開示されている良心的なメーカーもあるので、そういったメーカーのコスメを選ぶとより安全に使用することができます。