『元彼に会いたくなる』を解決！不毛な感情の消し去り方

別れた彼を思い出す時、今どうしているかと思いを馳せる時、会えないからこそ見えない彼の「今」をあれこれ想像してしまうものですよね。
人間は「見えないもの」だからこそ想像力を膨らますもの。
そこに浮かぶ元彼はきっと現実の彼にあなたの理想をプラスしたとっても素晴らしい男性に映るはず。
記憶なんて曖昧なものでどうにでも加工できてしまうのです。
でも「幸せだった彼との時間」はそんなこともわからなくなる程今あなたを縛り付けます。
当たり前ですよね。
今頭に浮かぶ彼は「理想的な彼」の要素を加味した「最高の元彼」になっているわけですから。

そんな彼を頭の中にずっと飼っているなんて2次元に恋していることと同じこと。
2次元は裏切りませんからそりゃ忘れられずずっと素敵なままあなたを縛っておくことが出来てしまうのです。
「望んで別れたんじゃない！」という方もいるかもしれませんが、振られたにしても「別れた」のです。
「相性が悪かった」ということ。
相性の悪い彼とまた付き合って幸せですか？

そこでこの作業がとても大事になってきます。
頭の中の映像には最高の彼氏しか浮かばないと思うので、彼の嫌なところを実際に紙に書き出してみることにしましょう。
「いつも割り勘だった」「約束をよくすっぽかされた」「浮気された」「足が臭かった」などなど。
そしてお別れすることに至った当時の気持ちを思い出しましょう。
どうでしょう？紙に書き可視化することで少し客観的に冷静に思い返すことが出来るのではないでしょうか？頭の中で他のカップルがそういう状況に陥ってる様を想像してみてください。
幸せそうに映るでしょうか？

嫌いなところが全く思い当たらない！なんて人いないですよね。
いたとしたらそれこそ別れて正解なお子様カップルです。

それでも好きなものは好き。
どんなに悪いところがあっても人間として何か欠落していてもいい。
彼が好き。
というあなた。
重症ですね。
では、考え方を少し変えて「あなたの幸せ」に目を向けましょう。
上に書いた彼の嫌なところを目の当たりにしている最中のあなたは幸せでしたか？恐らく渦中にいるときは辛かったはず。
だけども幸せになりたいからと彼に合わせたり尽くしたりしていませんでしたか？よく「他人を幸せにすることで結果的に巡り巡って自分が幸せになる」とも言いますのであなたの行為は間違ってはいないように見えますが、そこに落とし穴があるのです。

さて、「人の幸せ」を優先する事と「自分の幸せ」を優先する事とは異なるように思いますよね。
でも実はこの二つ同じ意味なのです。
何故ならば、彼に合わせ尽くした結果、関係が良くなり心配事や不安が消えた。
結果的にあなたの為になり幸せですね。
人の気持なんかお構いなし、どんなに迷惑かけても我が道を行く！で人の恨みを買っては将来的に孤独な人生を送るでしょう。
そう、ここで言いたいのは「自分の為になっているかどうか」です。

ここで再び思い返してみてください。
彼と仲良くやっていきたいから嫌なところがあっても彼に合わせ尽くしていたあなた。
結果彼は変わりましたか？今二人は幸せに付き合っていますか？違いますよね。
彼は変わらず、二人は別れた。
これが現実です。
「あんなに尽くしたのにどうして！？」と不思議に思っているかもしれませんが、彼が何故変わらなかったかわかりますか？ハッキリ言いますと、彼の為になっていなかったからです。
彼の立場に立たずただ押し付けていた行為に過ぎず彼の為になっていないからあなたの為にもならず幸せになれなかった。
ということ。
要は付き合っている時からあなたが見ていたのは彼ではなく自分自身なのです。

もうおわかりですよね。
今あなたが引きずっている「素敵な彼氏」とは彼そのものではなく彼と付き合っていた時のあなたなのです。
成就させられなかった後悔の思いが自分を正当化する為に作り上げた美しい思い出に捕らわれているに過ぎません。
こんなに自分中心な事ってあるでしょうか？でもそれで良いのです。
他人の考えている事、本当の意味で必要な事など見極めるのはなかなか困難なもの。
ならば自分が幸せになる為に楽しい！幸せ！と思うこと。
自然と笑顔のプラスエネルギーが働きそのエネルギーは周りをも一緒に引っ張っていくでしょう。
幸せはそこにあります。
いかがでしょう？新しい恋をしたくなりませんか？