失恋恋愛

失恋からなかなか立ち直れない…病気の可能性も

失恋は、想像以上に辛いもの。できれば経験したくないけれど、出会いがあれば別れもある。だから、恋愛において失恋は避けて通れないものです。失恋は、時間とともに癒されていくものですが、それでも個人差がありなかなか失恋のショックから抜け出せずにいる人がたくさんいます。今回は、失恋から立ち直ることに時間がかかっている人に向けて、書いていきたいと思います。

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失恋が心にもたらすもの

失恋が心にもたらすもの

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失恋とは、恋人から振られた、片思いが実らなかった、など自分の相手への思いが届かず、恋を諦めなければならない状態のこと。

そのショックは、人それぞれ個人差はあるものの、とても大きくて辛いもの。
食欲がなくなってしまったり、何もやる気が起きなくなって無気力になってしまったり。
悲しい、苦しい、辛い、といったマイナスの感情が私たちの心の中に混在している状況です。

失恋を認めたくない否定の心

誰しも自分の思い通りにならないことが起こると、それを否定したくなる、信じたくない気持ちになる。

失恋も同じで、ショックを受けつつその現実を受け入れることができないという否定の気持ちが存在し、なかなかそこから抜け出すことができなくなる。
中には、もしかしたら少し時間をおけばもとに戻れるかもなんて淡い期待を抱いてしまう人さえも。
そうならないことがわかっているのに、現実を受け入れるには苦しすぎて、思考が逃げの体制をとるのです。

大好きだったからこそ、失恋したなんて、この恋が終わってしまうなんて思いたくなくて、心の中では必死にそれを否定しようとする。
そして、なかなか失恋から抜け出せない人というのは、この否定の気持ちが大きくいつまでも現実を直視できないのです。

自信喪失

思いが届かない、つまり相手は同じ気持ちではなかった。
それは、相手にとってはその人じゃダメだったってこと。
厳しいかもしれませんが、結果そういうことになる。
好きじゃないから振られる、気持ちがないから振られる、これって自分自身を否定されているようにも感じます。

さらに、振られたのは自分自身が何か悪いことをしたのではないか、なにか原因があったのではないかと自分を責めてしまう場合も。
こういった感情が自信を失う原因。
そして、自信を失ってしまうと、何をするにも臆病になり怖くなるので、失恋から立ち直るということもとても難しくなります。

喪失感

心にぽっかり穴があいたような気持ち、とでもいうのでしょうか。

長年一緒にいた相手や思ってきた相手が急にいなくなってしまう(失恋によって)、そして二度ともとには戻れないという思いから、悲しさやさみしさを感じる。
喪失感が強ければ強いほど、孤独感が増し、自分はなんて不幸なんだという思いになりやすい。
また、この先どうなるのだろうとか、もうお先真っ暗、といった不安な気持ちにも陥ってしまいます。

失恋によって病気になってしまうこともある

失恋によって病気になってしまうこともある

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「失恋は時間が癒してくれるよ」

あなたは、失恋した友人にこんなことを言ったことがありませんか?また、逆に言われたことは?

理屈では誰だってわかること。
時間が経てば、記憶だって少しずつ薄れていくものだし、忘れたくないものだって徐々に気にならなくなっていく。

だけど、失恋に対するダメージが大きい分、相手に対する思いが強かった分、時間が経ってもそこから抜け出せない人もいる。
失恋から立ち直るためにあらゆることに挑戦して、努力したってダメな人もいる。

最も怖いのは、失恋が原因で病気になってしまう場合もあるということ。
風邪やケガのように目に見えるものではなく、精神的なものなので、周りどころか自分でも気が付きにくいのです。

失恋がもたらす症状とは

失恋のショックが引き金となり、これらの症状を引き起こすことがあります。
これらは健康にかかわることですので、憶測で症状を書くことはできませんが、失恋のショックからいつまでたっても気持ちが良くならない、何をしても無気力だと感じる場合は、うつ病を疑ってもよいのかもしれません。

また、不眠症もうつ病の一種ですが、寝つきが悪く布団に入っても眠るまで何時間もかかる、気が付いたら眠らずに外が明るくなってきた、などの症状が続くようなら不眠症に陥っているかもしれません。
また、仕事中に極端な睡魔に襲われたり、気分が悪くなったり、かと思えば急に明るくなったりと、気持ちや体調にむらが出ている場合は、心がものすごく疲れている証拠。

いずれにしても、長い間そういった症状が続く場合、失恋という大きなショックが病気を発症させてしまっている可能性が非常に高いのです。

少しでもその状態から抜け出すためには

まずは、うつような症状が続いている場合は早めに病院に行くこと。
気力で治すことができるならば、もうとっくに失恋から立ち直っているはずですし、それが難しいほど失恋があなたにショックを与え、精神的な問題を引き起こしてしまっているのだから、自分1人でなんとかしようとは思わずに、誰かの力を借りましょう。
悪化させてしまう前に早めに。

案外、病院で診断してもらうとそこまで深刻でないことがわかる場合だってあります。
そういう場合は、自分が考えすぎていたということ。
それがわかれば気持ちが少し楽になることだって。

失恋を長く引きずってしまっていると、失恋というより引きずっていることに焦点が当たり、なんて自分は弱いんだろう、いつまでも引きずってどうして立ち上がることができないんだろう、と焦る気持ちから自分を責めたり、ストレスを抱えてしまったりすることがあります。
でも、その行為がさらに失恋から立ち直る期間を長くしてしまうこともあるので、自分を責めないように。

少しでも気持ちを軽くする方法

自分は悪くないと言い聞かせる

失恋したのは決してあなたが原因ではありません。
たとえ、あなたが相手に何か言ったことで失恋してしまったとしても、自分を責めないことです。
自分が何かしたことによって起きたことだと、なかなかこういう風に気持ちを切り替えることは難しい。
ああすればよかったとか、あんなこと言わなければよかったと後悔しまうから。
だけど、本当にそうでしょうか?

たとえあなたに原因があったとして、あなたがその行動をとった元々の要因は?そこにはあなたではなく相手が原因であることだってあるのです。
考えれば考えるほど堂々巡りになってしまいますが、片方が全面的に悪い!なんてことはないのです。

その時、その瞬間のタイミングがあって起きたことであり、全ての出会いは縁と考えられることがベスト。

環境を変えてみる

毎日が苦しい、辛いというならば、とにかく逃げて。
環境を変える、これに尽きます。

旅行に出かけたり、思い切って留学してみたり。
こういった行動を「逃げ」と周りの人は言うかもしれません。
でも、今のあなたにとって必要なことか不必要なことか、よく考えてみて。
逃げという言葉は決していい言葉ではないけれど、時には逃げて楽になる道を見つけることだって大切なのです。
そこから新たな道がみつかることだってあるのだから。

旅行や留学が難しいならば、引っ越しをするなどもアリ。
環境を変えることで新しく見えてくるものだってあるし、気持ちの切替にはおすすめ。
思い出の詰まった場所から心機一転するには引っ越しが一番望ましいです。

家族や友達に話を聞いてもらう

人に話すことって想像している以上に気持ちが晴れるものです。
失恋で長い期間立ち直れない人は、最初は自分の辛さや悲しさを家族や友達に話せていても、あまりにも長い時間経つと「まだ引きずっているの?」と思われてしまうのではないかと不安になり、だんだんと1人で抱え込んでしまうようになる傾向が。
そして1人で抱え込めば抱え込むほど、どんどん抜け出せなくなってしまうのです。

人に話を聞いてもらうのがちょっと不安な場合は、とにかく相手を慎重に選んで。
友達ではなかなか話せなさそうと思うのであれば家族がいいでしょう。
きっとあなたの味方でいてくれて支えてくれるはず。
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