恋愛結婚

結婚に「覚悟」が必要な2つの理由と結婚後必ずぶつかる3つの壁まとめ

結婚する時には覚悟が必要、そんなことを既婚者から聞かされることも多いのではないでしょうか。人生を大きく左右されるであろう結婚には、覚悟が必要なのだということは、何となくわかってはいるけれど、具体的に何をどう覚悟していったらよいか、何故結婚には覚悟が必要なのか、筆者は結婚前そんなことを疑問に思っていました。今回は筆者と同じく、そんな疑問を持つ結婚前の人々に向け、結婚においての「覚悟」についてお話しさせて頂きます。

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結婚後必ずぶつかる3つの壁

まず結婚生活で覚悟しなければならない大きな3つの問題から挙げていきましょう。
全ての人がこの問題にぶつかるとは限りませんが、大半の夫婦が直面するであろう代表的なところから見ていきたいと思います。

#1 お金を自由に使えない

お金を自由に使えない

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独身時代の頃は自分の稼いだお金は全て自分の思いどおりに使うことができたかと思います。
しかし結婚後はそうはいきません。
専業主婦ならなおさらのことですが、それは共働きであっても同じ。
大きな買い物をする時には相手の了承が必要になりますし、車や家など夫婦の財産はあなただけのものではなく、夫婦のものとなるからです。

専業主婦が多かった一昔前では、家計の財布は妻が握り、夫はお小遣い制でやりくりをしていた家庭が大半でした。
現代では共働きも増え、夫婦で財布を分けている家庭もあります。
それぞれの家庭に家計方法が異なるため、自分の家庭では自分の稼いだお金は自由に使えるという家もあることでしょう。

しかし例え夫婦で別の財布を持っていたとしても、生活にかかるあらゆるお金を全て折半したとしても、独身の頃とは大きく違います。
生活をパートナーと共有しているわけですから、お金にまつわる相談事は何かしら出てきます。
このあたりを肝に銘じておかずに独身時代の気持ちのままでいると夫婦の間に亀裂が入ってしまう事にも。

#2 時間の使い方が変わる

時間の使い方が変わる

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お金の次は時間です。
時間の使い方も独人時代の頃よりは変化することでしょう。
子どもがいるかいないかで大きく変わりますが、一人暮らししている時と誰かと一緒に暮らすのでは、やっぱり相手に合わせる部分が多々あるので全く違いますよね。
今までのように遅くまで飲み歩いて好きな時間に帰ってきたらパートナーに怒られたり、浮気を疑われたり、週末は自分の趣味に多くの時間を費やしてきたのに、家族サービスもしなければならなかったり。
自分のためだけに割いていた時間の半分は、家族やパートナーのために使うことになります。

家族やパートナーを持つことで、得られる何にも代えがたい幸せな時間もたくさんあります。
しかし独身時代のように時間を使いたい人にとってみれば結婚生活は苦痛に感じてしまうこともあるでしょう。
誰かと一緒の時間を過ごしたいのなら、恋人をつくって一人暮らしをしていた方が良いと思う人もいるかもしれません。
一緒に暮らすというのは、それだけもちろん煩わしいことも出てきます。
けれど家に帰ってきたら愛する人が待っている、そんな幸福感を味わう経験もできるのです。
自分は今の時間の使い方を変えられる気持ちの準備が出来ているのか、そのあたりを結婚前によく考えてみましょう。

#3 子供中心の生活

子供中心の生活

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子供を一生持たないと決意する夫婦もいるので、ここからは将来子供が欲しいという人に向けてお話ししていきます。
子供中心の生活というのは、夫婦だけで暮らしていた頃とは何が大きく違うと思いますか?それは「役割」を持った「同志」のような関係になっていくことなのだと筆者は感じています。

夫婦だけの時は、まだまだ恋人時代の延長線上にいるような感覚で、大好きな人と寝る時も休みの日もずっと一緒に居られて幸せ、そんな思いでお互いのことだけを考えていて良い時期でした。
けれど子供が生まれてからは、ふたりの間に守るべき存在ができ責任が生まれ「パパ」「ママ」という役割を担うことに。
子育てをパートナーと協力しながらしていくうちに、男女の関係を超え、同じ志を持った運命共同体の「同志」に近い感覚になっていきました。

夫婦の関係が少しずつ変化すると同時に、先ほどもお話しをしたお金や時間の使い方も大きく変わっていきます。
育児や出産が入ってくることで、必ず女性は仕事から一旦離れなければならない時期がくるからです。
仕事が大好きな女性も産休中は子育て中心の生活になっていき、今までの生活から一変するため戸惑い、パートナーとの喧嘩が勃発してしまうことも。

夫婦の関係が子供の誕生と共に少しずつ変わる、夫婦だけの生活と子供がいる・いないではお金と時間の使い方が変わる、このあたりを考えた上で子供を持つか持たないかを、結婚前にお互い話し合っておくことが大切です。

どうして覚悟が必要なの?結婚生活を続けていく上で覚悟が必要な2つの理由

続いて結婚をする上で何故覚悟が大切なのかということをお話ししていきたいと思います。
現代では結婚した夫婦3組に1組が離婚をすると言われています。
その背景には女性の社会進出ももちろん関係していますが、それと同時に結婚前の「覚悟」が関係しているのではないでしょうか。
ここからはその理由について挙げていきます。

1.他人と暮らしていくという難しさは思っている以上

1.他人と暮らしていくという難しさは思っている以上

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子供や親は血を分けた存在であり、絶対的な存在でもあるため、喧嘩してもいがみ合っても、最終的には寄り添ってしまうという部分があります。
もちろんさまざまな家族がいるため、血族争いで波乱が起きることもたくさんありますが、「血」で繋がれている関係は他とは全く違うもの。

それに対して夫婦は、育った環境が全く違う赤の他人が一緒に暮らしていく関係。
すれ違いや衝突が起きて当たり前。
出会った頃と同じように好きという想いもそう長くは続きません。
結婚をして何年も経てば気持ちは薄らいでいくものなのです。
好きという気持ちだけで一緒に居られるうちは、対話を試みて超えていけますが、愛が覚めてしまった後に暮らしていくことは相手を「同居人」のようにみてしまい、ただただ赤の他人と暮らしていかなければならない、そんな惰性的な生活になっていってしまう可能性があります。

「恋」は決断をしてするものではなく、いつの間にか勝手に始まってしまうものですが、それと夫婦間の「愛情」は少し違うものと筆者は考えるのです。
夫婦の愛情は初めから燃え上がるようにあるものではなく、相手を愛することを決めて、相手の長所をしっかり見つめていくうちに、次第に愛情が芽生えてくることがあります。
恋人は嫌いになったらすぐに別れられますが、結婚すると同じようにはいきませんからね。
他人と一生暮らしていくのはとても難しい、だからこそ「この人を愛そう」という覚悟が必要なのです。

2.一生一人の人を愛するという決意がなければ不倫に手を出してしまう

2.一生一人の人を愛するという決意がなければ不倫に手を出してしまう

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あなたの周りにも不倫をしているという人がいませんか?週刊誌やテレビでも度々芸能人の不倫が報道されていますが、不倫はいつの時代も普遍的な男女のトラブルですよね。
結婚という道を選んで「この人を一生愛します」と教会で誓い合ったにもかかわらず、他の人に心を奪われてしまう。
人の気持ちは誓い通りにはいかないものです。
人を好きになってしまうことを誰にも止めることはできません。
それは誰しもが知っていることなのです。
では不倫に走ってしまう人としない人の差はどこにあるのでしょうか。

それは「覚悟」を持って自分と相手に対して結婚の誓いをたてかどうかの差です。
他の異性に気持ちが動いてしまうことは不可抗力であり、それ自体を責めることはできないのですが、行動に移してしまうかどうかは覚悟の強さが関係しています。
覚悟、それは「理性」とも置き換えることができますが、今自分が取る行動は果たしてどんな影響を及ぼすのか、どんな事が起きたとしてもそれに対してそれ相応の覚悟ができているのか、理性を持って判断できる人は結婚に対しての覚悟が強く、不倫を踏みとどまることができる人。
それができない人が不倫へと走ってしまうのです。

結婚をするということは、いろいろな人と恋愛を楽しむことができなくなってしまうこと、当たり前のことなのですが、そこを軽視してしまう人が不倫に手を出してしまい、自分自身の身を滅ぼしていくことに。
誰かと結婚はしたい、子供も欲しい、でも恋愛も楽しみたい、あれこれ欲張りすぎると後で必ずお釣りがくることになります。
結婚はパートナーの人生も否応なしに巻き込んでいくことなのです。
恋愛を謳歌していきたいと考え、一生一人の人を愛するという覚悟が難しいと感じるならば、一生結婚なんてしない方がよいのかもしれません。
結婚を選んでいまうと自分も相手も苦しめることになり、悲劇そのものになってしまいます。

自分の決断に覚悟と責任を持つことが何より大切

自分の決断に覚悟と責任を持つことが何より大切

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人は何か大きな決断をする時に、自分の決断に対して覚悟と責任を持っていく人が多いと思います。
しかし、人の心は移り変わるもので、その時に決断したとは言え、状況が変わりその覚悟が揺らいでしまうことも多々ありますよね。
「結婚」は人生最大の決断とも言え、大きな覚悟を持って前へ進んでいきますが、その選択を変更して離婚という道を選ぶことも。
自分の結婚に対してどう向き合うか、どうやってけじめをつけていくか、その人次第ですが、覚悟を持つか持たないかでは、その後の身の振り方が全く違います。
結婚前に今一度、自分と向き合い、自身の覚悟を固めていくことが結婚生活をスタートさせる上で、とても大切なのかもしれません。
そして一度覚悟を決めたのなら、どんな未来が待っていたとしても全て受け入れること。
それが自分の決断に責任を持つということなのです。
remi0426