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熟年結婚・熟年再婚のメリット7選+デメリット6選

最近は晩婚化が進み、熟年結婚・熟年再婚されるカップルが増えています。そこには熟年ならではの、メリットやデメリットが存在するのです。そこで今回は、熟年結婚を身近で見てきた私が、実際に聞いたり感じたりしたことを記事にまとめたいと思います。これから熟年結婚・再婚を考えている方、親御さんから結婚の相談を受けている方、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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熟年結婚・熟年再婚のメリットとは?

熟年結婚・熟年再婚のメリットとは?

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若いうちは「恋人が居れば結婚しなくてもいい」「結婚なんてただの制度でしょ?」と思っていた人でも、熟年になるにつれて考えが変わることがあります。

それは現実問題として、病気・介護・葬儀・お墓・財産分与など、結婚し配偶者にならなければ解決できない問題が、世の中にはたくさんあるからです。
必要に駆られて、結婚をする場合も出てきます。

そして再婚の場合には、子供が成人し子育てが一段落したことがきっかけになります。
それまで子供の為に生きてきた人達が、「自分自身の新しい人生をスタートさせたい!」と望むのです。

ここでは、熟年結婚・熟年再婚のメリットをご紹介していきます。
具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか?

#1 国・地方自治体などの制度が受けられる

恋人と夫婦の一番の違いは、「法的に証明された関係」ということではないでしょうか?法的に証明されることで、葬儀・お墓・財産分与などの手続きをすることができるようになり、夫や妻が病気や介護が必要になった時には、手術に立ち会ったり、本人の代わりに重要書類にサインすることもできるようになります。

ですが恋人だと、パートナーに関する何の権利も与えられません。
愛する人の手術にも立ち会うことができないのです。

熟年になると、自分の老後の生活について、真剣に考えるようになります。
「もし自分が病気になったら」「介護が必要になったら」「亡くなったら」その時のことを考え、自分のため、パートナーのために結婚という道を選ぶのです。

#2 減税や割引などが受けれて「お得」

#2 減税や割引などが受けれて「お得」

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結婚すると金銭面でお得なことが沢山あります。
私も実際に結婚してみて、お得を実感しています。

例えば、

・世帯主の扶養に入れば、税金が免除されたり減額される

・会社から扶養手当がもらえる

・公的住宅や社宅に入居ができるようになる

・携帯電話会社の家族割り

など、少し考えただけでも、非常にお得なことがわかりますよね。
今のパートナーと一生添い遂げたいと考えているのなら、恋人のままよりも結婚した方が、金銭面ではメリットがありますよ!

#3 健康管理ができるようになる

独身のうちは、自身の健康管理にあまり気を遣わない方も多いのではないでしょうか?ですが結婚すると、「パートナーの為に長生きしよう!」という気持ちが出てきて、健康管理に対する意識が変わります。

そして一緒に暮らすことで、お互いの健康チェックもすることができるようになります。
すると、「顔色が悪い」「いつもと様子がおかしい」など、自分では気づかなかった少しの変化にも気づいてもらえ、病気の早期発見につながります。
時には命が助かることも!

中高年になると、それまで健康だった人でも自身の体に何かしらの不安を覚えるようになるもの。
そんな時に、一緒に健康管理をしてくれるパートナーがいると、心強いですよね。

#4 老後の不安が解消される

#4 老後の不安が解消される

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近年問題となっている「孤独死」。
不安を抱えながら生活をしている人は多いです。
特に結婚経験がなく、子供や親戚などの頼れる身寄りがいないと、老後が非常に不安ですよね。

・病気になっても介護してくれる人がいない

・自分が死んでも誰にも気づいてもらえない

・死んでもお葬式も上げてもらえない

そんな人生の最後では悲しすぎます。
この不安が解消されるのが、熟年になってからでも結婚に踏み切る最大の理由になっているようです。

#5 経済的に楽になる

孤独死と並んで老後の不安と言えば、「お金」。
せっかく健康で長生きしていても、お金がなくては十分な生活を送ることはできません。

定年を迎えると、年金やそれまでの蓄えで残りの人生を生活していかなくてはなりません。
負担は少しでも軽い方がいいですよね。

結婚して一緒に暮らせば、家賃・光熱費などの固定費用を二人で分担することができます。
長期的に見ると、一人と二人では負担額に大きな違いが現れます。

経済的な安定は、心の安定にもつながります。
心穏やかな老後を過ごしたいですよね。

#6 再婚の場合、過去の失敗経験が活かせる

#6 再婚の場合、過去の失敗経験が活かせる

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熟年再婚の場合、老後を好きな人と二人で穏やかに暮らしたいという気持ちの人が多いです。
初めの結婚生活で、「ああしておけばよかった、こうしておけばよかった」という後悔の気持ちが、その人を成長させ、次の結婚では同じ失敗をしないように心がけることができます。

「相手の意見を尊重する」「思いやりを持って接する」、当たり前のことのようですが、結婚生活の中では忘れてしまいがち。
一度苦い経験をしているからこそ、その大切さを痛感し、忘れないように努力できるのではないでしょうか。

#7 子供を持てる可能性がある

近年は不妊治療の技術も進み、熟年カップルでも自分達の子供を持てる可能性が出てきました。
もちろん色々なリスクはありますが、それでも自分達の子供がほしいという夫婦は多いそうです。

自分達の子供でなくとも、再婚の場合は相手に連れ子さんがいる場合もありますよね。
自分ではもう産むことはできないけれど、どうしても子育てを経験してみたかったと、あえてお子さんがいる方との再婚を希望する人もいます。
双方に子供がいない場合は、養子縁組する夫婦もいます。

若い頃にはチャンスや興味がなくても、熟年になってから子育てに対する気持ちが強くなる人もいるようです。

熟年結婚・熟年再婚のデメリット

熟年結婚・熟年再婚のデメリット

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メリットばかりのように感じられる熟年結婚・熟年再婚ですが、そこには熟年ならではのデメリットも存在します。
ここでは、財産分与・子供との関係・親の介護など、具体的なデメリットをご紹介していきます。

#1 反対されることもある

二人が愛し合っているとしても、家族や親戚、友人から反対される場合もあります。
「今更結婚しなくても・・・」「財産目当てなんじゃないの?」などと、心無いことを言われ傷ついてしまうことも。

それでも結婚するには、根気よく周りの人々を説得するしかありません。
わだかまりを残したまま結婚してしまうと、後になって再び揉めてしまう原因になります。
時間をかけて二人が結婚できる環境を作っていきましょう。

#2 連れ子との関係が上手くいかない

再婚で連れ子がいる場合、子供との関係が上手くいかずに悩んでいる人は多いです。

結婚しても、子供にとっての「お父さん」「お母さん」は世界に一人だけ。
無理に親として接しようとするのではなく、一緒に生活していく家族(パートナー)として接することが大切です。

子供から信頼されるのは容易なことではありません。
焦らず時間をかけて信頼関係を作っていく覚悟が必要になります。
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